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メーガン妃が「最も望まない本」制作開始か セレブのすべてを暴く伝記作家が執筆へ

著者:森 昌利

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メーガン妃【写真:AP】
メーガン妃【写真:AP】

 英国でトム・バウワー氏と言えば、綿密な取材で著名人のすべてを明かす伝記作家として有名な人物。もちろん、書かれた内容には本人が望まない暴露も含まれる。これまでボリス・ジョンソン英首相や問題ある政財界人、セレブリティをテーマに執筆し、数々のベストセラー本を世に送り出した。そんなバウワー氏が何とメーガン妃の伝記本を手がけることになったという。ヘンリー王子との結婚前に王室への憧れをブログに書き綴っていたと報じられた妃。王室入りの経緯も明らかにされるのだろうか。

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前払金は数千万円か 英国首相をも切り裂いた老練ジャーナリストが執筆へ

 伝記本ジャンルが人気の英国では、王室主要メンバーについても公式伝記本が存在する。メディアにコメンテーターとして登場する“王室伝記作家”たちはこれを執筆した人物で、取材時には本人と綿密な会話を重ねている場合が多い。このため、人となりなどに関する発言にも説得力があるわけだ。

 ヘンリー王子は結婚前に公式伝記本が発行されたが、メーガン妃との結婚後は夫妻の非公式伝記「Finding Freedom(自由を求めて)」が大きな話題に。妃の“チアリーダー”と呼ばれるオミッド・スコビー氏とキャロリン・ドゥランド氏が共同執筆した内容は、発行当時に物議を醸している。しかし今回、メーガン妃の伝記本を新たに執筆すると報じられた人物からすると、出版後はさらに大きな物議を醸しそうだ。

 英大衆紙「ザ・サン」によると、その人物は74歳の伝記作家トム・バウワー氏。同氏は英ポンドで6桁の数10万ポンド(数千万円)を前払い金として受け取り、1年ほどのリサーチを実施するという。

 同氏は調査報道ジャーナリズムの権威であり、綿密な取材で著名人のすべてを明かすと評判。書かれた内容には本人が望まない暴露も含まれており、伝記本は非公式だ。このため同紙は「ダイナマイト的な内容になる」と予告。また関係者の話として「メーガン(妃)が最も望まない本になる」とも報じた。

 さらにこの関係者は「メーガン(妃)がこの本に協力することは一切ないでしょう。トム(バウワー氏)はこれまでの夫妻に関する報道は『氷山の一角でしかない』という見方をしています」と語り、バウワー氏が夫妻に関する衝撃的な事実をすでに掴んでいることを示唆している。

 バウワー氏の近年話題となった代表作には、数々のオーディション番組をヒットさせ、英国テレビ界のドン的地位を築いたサイモン・コーウェル氏の伝記がある。この著作では、コーウェル氏が自身の強い立場を利用して、番組の審査員として起用したオーストラリア人歌手ダニー・ミノーグと“束の間の男女関係を築いた”などと暴いた。

 今回の伝記本については、妃の父親トーマスさんもインタビューリストに載っていると言われている。これから大勢の関係者から証言を集めると予想されるが、果たしてどんな伝記本になるのだろうか。

 少なくとも、スコビー氏が執筆した「Finding Freedom(自由を求めて)」のような“妃のPR本”にならないことは確実だろう。英国首相をも切り裂いた老練ジャーナリストの鋭い筆は、妃が王子と結婚した経緯や世紀の“王室引退”劇をいかに描くのだろうか。

(イギリス・森昌利/Masatoshi Mori)