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男子でも演技中の衣装チェンジが流行? フィギュア世界選手権男子FS衣装まとめ
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フィギュアスケートの世界選手権は大会4日目の27日に男子フリー(FS)が行われ、ショートプログラム(SP)3位のネイサン・チェン選手(米国)が優勝。3連覇という偉業を達成しました。編集部は銀盤を彩った選手の衣装をクローズアップし、際立ったスタイルを写真でご紹介します。
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2選手が衣装チェンジを披露 ネットから「男子も衣装チェンジの波が」の声
優勝こそ逃しましたが、羽生結弦選手(ANA)の装いは別格でした。戦国武将・上杉謙信の生涯を描く大河ドラマ「天と地と」の曲を使用したプログラム。その世界観に合わせて装束のような勇ましさを醸し出した衣装は、鮮やかなブルーを基調としています。そこに散りばめられた白い花とゴールドのラメで、繊細さも同時に表現。色合い、デザインともに衣装にも強いこだわりを持つ羽生選手らしさを感じさせました。
見事に3連覇を達成したネイサン・チェン選手は上下黒で統一。ゆったりとした肩回りからウエストにかけて絞られたラインが美しく、首周りから右肩にかけてのシースルーもアクセントに。シンプルながらも洗練されたスタイルでした。
日本勢では、鍵山優真選手(星槎国際高横浜)が上下緑のスタイルで大人っぽい雰囲気に。17歳にしてチェン選手に次ぐ2位という快挙を果たしました。4位となった宇野昌磨選手(トヨタ自動車)は紺と黒の組み合わせにラメを散りばめ、上品さを際立たせたスタイル。日本勢は今大会の結果、来年の北京五輪の出場枠「3」を確保。その奮闘にも拍手を送りたいですね。
あっと驚かせたのは、ダニエル・グラッスル選手(イタリア)とエフゲニー・セメネンコ選手(ロシア連盟)。ともに衣装チェンジに挑戦し、演技中に装いが様変わりする演出を見せました。グラッスル選手は演技中盤、黄と黒のベストのようなデザインの肩部分の仕掛けを触ると生地が裏返って下り、白を基調とした衣装に早変わり。
日本のインターネット上でも「予想外」「男子にも流行りの衣装チェンジ」「なかなか斬新」「男子にも衣装チェンジの波が」「衣装チェンジが2人もいて楽しい」との声。女子ではアンナ・シェルバコワ選手(ロシア)が昨シーズン、スピンをしながら色が変わる衣装チェンジを見せて話題になっていましたが、男子にも流行の兆しを感じ取っているようでした。
ルーカス・ブリッチギー選手(スイス)はシャツにサスペンダーとフォーマルなスタイルでしたが、白の蝶ネクタイはドット柄。かわいらしさも覗かせました。アレクセイ・ビチェンコ選手(イスラエル)は代名詞ともいえる「パイレーツ・オブ・カリビアン」のプログラムから海賊風のスタイルを披露。銀盤を海原のように表現しました。
24選手が出場し、熱戦を繰り広げた男子フリー。それぞれが工夫を凝らした衣装もまた戦いに華を添えていました。皆さんのお気に入り衣装はありましたか?
(Hint-Pot編集部)