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メーガン妃150万円寄付を慈善団体が7か月も非公表 発表されなかった理由とは
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米国時間3月7日に放送されて以降、これまでに数々の物議を醸しているヘンリー王子夫妻のインタビュー番組。発言内容に間違いがあるなどとする意見や出演そのものに批判が上がる一方、メーガン妃の告白を支持し擁護する声も多い。そしてこのほど、ある慈善団体が“意外な形”で妃への支持を表明し話題にとなっている。
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インタビュー番組で人種差別発言について知り方針転換
メーガン妃への支持を表明したのは、英ノッティンガムにある貧困や人種差別、社会的排除といった問題に取り組む慈善団体「ヒマー・フードバンク」。英大衆紙「デイリー・メール」によると、同団体はこのほど、昨年8月に妃から1万ポンド(約152万円)の寄付を受けていたことを公表したという。
ただ、今回の寄付公表にあたり気になるのは、なぜ7か月もの間その事実が秘密にされてきたのかということ。「メール」紙はこの理由について、団体理事サジド・モハメッド氏が英公共放送BBCに語った内容を紹介。
モハメッド氏は「彼女(メーガン妃)がマーマイト(英国人のソウルフードで、好き嫌いの分かれるクセのある発酵食品)のような存在であると評議員会が判断したからです。彼女を嫌っているために、私たちのチャリティを好まない人が出てくるなど、風評被害の問題があるかもしれません」と語り、妃からの寄付という事実を公にすることで団体への評判に影響が出ると懸念し公表を控えたという。
しかし、先日のヘンリー王子夫妻のインタビュー番組放送で妃が“王室内の人種差別”を告白したことで状況は大きく変化。「私たちは自分たちが貧困と人種問題に取り組む団体であり、連帯を示す必要があると気付いた」とし、寄付公表によって妃を支持する考えにいたったそうだ。
ちなみに同紙によると、今回の寄付金はメーガン妃が提案したチャリティのレシピ本「Together:Our Community Cookbook」売り上げによる収益で、フードバンクの補充や機材購入などに使われるという。
(Hint-Pot編集部)