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ヘンリー王子夫妻インタビュー番組 放送から約1か月で抗議が5300件越え

著者:森 昌利

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ヘンリー王子とメーガン妃【写真:Getty Images】
ヘンリー王子とメーガン妃【写真:Getty Images】

 ヘンリー王子夫妻の“王室引退”後、初のロングインタビューはメディアでも大きな波紋を呼んだ。中でも大きなものは、英有名司会者ピアーズ・モーガン氏によるメーガン妃発言の全否定だろう。英国でメディアを管轄する独立規制機関には、その態度や発言内容に対する苦情が殺到した。そして放送から1か月近くが経過した今、状況は沈静化しつつあるようにも見える。だが実際は、暴露を繰り広げた夫妻のインタビュー番組に対する苦情も未だにやんでいないという。

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英国でヘンリー王子夫妻への抗議は直近1週間でも200件超え

 英大衆紙「デイリー・ミラー」が掲載した記事によると、英国における電気通信・放送などの監督を行う規制機関「英国情報通信庁」には先週もインタビュー番組をめぐる抗議の声が殺到。放映されてから抗議件数は5380件を数えるという。

 そうした抗議の声とは正反対な反応が見られたのが米国。ヘンリー王子夫妻の長男アーチーくんの肌の色をめぐり人種差別発言とも取れる質問をした王室メンバーがいるという主張や、王室生活に自殺願望を抱くほど追い詰められていたとする妃の告白に同情が集中した。

 番組放映直後から、バイデン米大統領夫人を始めとした政界からだけでなく、米テニス界のスター、セリーナ・ウィリアムズなど多くのセレブリティからも妃をサポートするコメントが寄せられた。

 一方、英国では妃の主張をすべて「信じない」と発言し、強い反発を示した有名テレビ司会者ピアーズ・モーガン氏が大きな話題に。

 モーガン氏については、その発言が「メンタルヘルス問題も否定する」とされ、局から謝罪を求められたが、自身の信念に従うという理由で拒否。司会を務めていた朝の情報番組「グッド・モーニング・ブリテン」から降板する事態となっていた。

 確かにモーガン氏の反応自体は過激であるが、視聴者からの抗議が続く現状を見る限り、英国におけるヘンリー王子夫妻への怒りはまだ収まることがなさそうだ。

(イギリス・森昌利/Masatoshi Mori)