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キャサリン妃は購入アイテムを“すぐに使わない派”か デザイナーが感激告白
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公務ごとに話題を呼ぶキャサリン妃のコーディネート。お手頃価格のアイテムが多いことから、英国では同じ物を買い求めるファンも多いという。とはいえ、人気の秘密は価格だけにあらず。トレンドを意識しながらもあからさまには追わない絶妙なさじ加減こそ、最大の魅力だと言える。そんな妃の姿勢は、購入アイテムをお披露目する時期にも現れているのかもしれない。あるバッグデザイナーによると、昨年10月に初お披露目されたアイテムは何と約3年前に購入されたもの。さらに、お披露目のタイミングも絶妙だったようだ。
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「バッグを宮殿に送り、お披露目する報道をずっと待っていた」とデザイナー
おしゃれな人ほど長く使える物を多く持っている、とは誰もが知る常識だろう。キャサリン妃もその1人であり、長年の着回しアイテムで作られる“トレンドを追いすぎない”絶妙コーディネートは常に話題を呼ぶ。しかも英雑誌「ハロー」によると、どうやら妃は購入アイテムをすぐにお披露目しないようだ。
同誌が注目したアイテムは、英バッグブランド「グレース・ハン」の「ラブレター」。2020年10月に妃がウイリアム王子とウォータールー駅と聖バーソロミュー病院を訪問した際にセレクトした、黒の封筒型ハンドバッグだ。当時は「あらゆる形の“愛”からヒントを得ている」というロマンチックなデザインコンセプトが話題になった。
デザイナーのグレース・ハン氏は同誌に対し、当時の報道にとても驚いた事実を明かした。というのも、妃が購入したのは約3年前だったからだ。同氏は「私たちはバッグをケンジントン宮殿に送り、彼女がお披露目する報道をずっと待っていたのです! だから、私は本当に驚きました」と語っている。
購入のきっかけは妃のスタイリスト。同ブランドのエレガントさに注目し、妃に薦めたのだという。しかも、ハン氏は元から妃の大ファンだったそうで「彼女(キャサリン妃)の美しさやエレガンス、そして特に彼女の人々に対する優しさを崇拝しています」とも語った。妃がバッグをお披露目した報道を見た際には、感動のあまり泣いてしまったそうだ。
また、このバッグは前述の通り、愛をコンセプトにしている。ハン氏は「愛は初めてのキスや友達とのハグ、親の介護、自分に優しくしている時などにも感じます。その瞬間は純粋で永遠であり、また無限で、分け隔てもありません」と語り、そのコンセプトを妃が認識した事実にも喜びを感じているという。
妃はこのバッグをお披露目した公務で、ロックダウン中の英国をテーマにした公募写真展「ホールド・スティル(Hold Still)」の入選作を展覧するなどしていた。新型コロナ流行という不幸な偶然の結果だが、「愛」を伝えるにはふさわしい場面だ。おしゃれな人とはコーデだけではなく、行動も含めたすべてが素敵なのだと実感できるエピソードだろう。
(Hint-Pot編集部)