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コロナ禍での“幸せって何だっけ?” 「現状で満足するように」「人生山あり谷あり」

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

「現状で満足するようにしている」の達観派も

 お金、地位、名誉、愛する存在……何をもって「しあわせ」とするかは、人それぞれの価値観によるでしょう。コロナ禍前後では「しあわせ」を感じる要素が変化している状況も考えられます。そこで、今年の調査で寄せられた自由回答のコメントを見てみましょう。

 
【1位:まあまあしあわせ】
「ストレスもかなりありますが、コロナ禍でも家族がそれぞれ何とか好きなことをして暮らせているのは、幸せなことだと思っています」
「不自由だなと思うことも工夫次第で解決することもあり、楽しい! と感じる日々が増えました」
「不満はあるけど、今さら言っても仕方がない。現状で満足するようにしている」
「社会の先行き見通しが難しい昨今の不安や窮屈さを感じることもありますが、毎日の平穏さ、暮らしの何気ないことに感謝の思いを持つと幸せだなと感じます。上下を見る、比べることなく、今あること、家族や周りに感謝することを心がけています。追い求めるのではなく、ある幸せを感じ取れるようにありたいと思います」

【2位:かなりしあわせ】
「来年、還暦です。月並みですが人生山あり谷ありですが何時も今が一番幸せと思っています。過去にとらわれず未来を恐れず今を楽しむ。です」

 普段当たり前だと思っていた状況が一変したコロナ禍。「しあわせ」派のコメントからは、やはり「今そこにあるしあわせ」を見つめる努力が見て取れますね。「不満や不自由さを嘆いても始まらない。ならば気持ちを切り替えよう」という、ある種の強さも感じられます。

【3位:あまりしあわせではない】
「元々くよくよする方ですが、コロナで人と会う機会がめっきり減り気分転換ができず、年齢的なものもあるのか軽いうつ気味で今いち幸せを感じられません。とにかく新しいことを始めて幸せを感じたいです」

 もちろん、誰もが「しあわせ」派のようにうまく気持ちが切り替えられるわけではありません。特に、人と会うことが好きなタイプにとっては、代わりになる行為が見つけにくい状況でしょう。そこでフラストレーションを感じることもまた自然の流れです。

【4位:どちらでもない】
「色々とあって万事うまく行ってるわけではないけれど、“自分は幸せだっ!”ってポジティブに考えるように心がけています!」
「家族がいて、五体満足で、自分の足で自由に歩けるのは幸せだと思う。それなのに自由に出かけられないのは不幸せ」

 また、現状に満足はできないながらも「小さなしあわせを見つけたい」と前向きな気持ちを持っている人も。「自身の周辺を改めてよく見てみた」という人は多いと思われます。まずはこの部分をしっかり認識することで、次へのステップが生まれるかも?

 コロナ禍でできないことを嘆いてネガティブに過ごすよりも、今できる範囲のことで楽しくポジティブに過ごした方が精神的にも健全。とはいえ、頭では分かっていてもなかなかできないのも人間です。突破口となるのは、これまでの生活様式に縛られない考え方や行動かもしれませんね。

(Hint-Pot編集部)