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ヘンリー王子がフィリップ殿下葬儀に向け帰国準備と報道 メーガン妃は同行せずか
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現地時間9日正午に発表されたフィリップ殿下の死去。英国は追悼期間に入ったが、コロナ禍における国葬という困難な現状を受け、詳細の発表が待たれている。そして同時に、メディアは米国で暮らすヘンリー王子夫妻の動向に注目。夫妻が設立した財団「アーチウェル」のウェブサイトはトップページに追悼メッセージを掲載したが、実際の帰国は実現するのだろうか? 英米メディアは孫ヘンリー王子の「帰国は間違いない」との見方を示す一方、妊娠中のメーガン妃については可能性が低いと見ているようだ。
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妊娠中のメーガン妃は「医師のアドバイスを聞く必要がある」
現在のヘンリー王子は、妻メーガン妃と第1子アーチーくんとともに米国在住。夫妻の反応はまず、夫妻が設立した財団「アーチウェル」のウェブサイトに現れた。死去発表から少し後に更新されたトップページには、殿下の名前と短いメッセージが掲載されている。
「あなたの奉仕に感謝します……本当に寂しくなります」
では、夫妻の渡英についてはどうだろうか。英大衆紙「デイリー・ミラー」が関係者複数の話として報じた内容によると、王子はすでに父チャールズ皇太子や従妹ベアトリス王女、ユージェニー王女ら王室メンバーと話したという。関係者の1人は「彼(ヘンリー王子)は皆と一緒にいたいと言っており、すでに英国へ帰国する手配をしています」と語った。
また、英大衆紙「デイリー・メール」は王子の動向について、恐らく来週にウィンザー城の聖ジョージ礼拝堂で執り行われる葬儀に出席する予定であると報じた。王子は米国からプライベートジェットで帰国する可能性が高いという。また、米国からの渡航に適用される新型コロナ検疫規則を回避するため外交免除を利用する可能性があり、米国出発前と英国到着時にウイルス検査を受けることになるだろうと報じている。
さらに関係者は同紙に対し「彼が望んでいるのは、家族と一緒にいたいということだけでしょう。このような大変な時に、特に祖母(エリザベス女王)のそばにいたいと。メーガン妃は妊娠中のため、渡航が安全かどうか医師のアドバイスを聞く必要があります。しかし、ヘンリー(王子)は必ず戻るでしょう」と語った。
米紙「ニューヨーク・ポスト」も同様の内容を語る情報筋のコメントを掲載。情報筋は王子と殿下が非常に近い関係であったとした上で、「夫妻と家族の間の関係がどんなに困難であっても、彼はそこ(英国)にいるでしょう」と語った。
「メール」紙は王子の帰国について「オプラ・ウィンフリーとのインタビュー番組による深い傷が未だ癒えていない、分断されたロイヤルファミリーにとって、極めて重要な瞬間になるだろう」としている。ただし、一部の王室筋は兄ウイリアム王子との再会が和解につながることを期待しているとも報じた。
(Hint-Pot編集部)