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ヘンリー王子が英空港に到着と報道 葬儀参列で家族との不和解消なるか
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現地時間9日午前に死去したフィリップ殿下。バッキンガム宮殿は翌日、殿下の葬儀を17日午後3時よりウィンザー城の聖ジョージ礼拝堂で執り行うと発表した。ただし、コロナ禍の影響で王室メンバーに限られた小規模なものに。また、ヘンリー王子も現地時間11日午後、英ヒースロー空港に到着したと報じられた。3月初旬に放送されたインタビューをきっかけに深まった家族間の分断について、解消を期待する声が各所から上がっているという。
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ヘンリー王子は米ロサンゼルス発のブリティッシュ・エアウェイズ便で到着
現地時間17日にウィンザー城の聖ジョージ礼拝堂で執り行われるフィリップ殿下の葬儀。英国における新型コロナウイルス感染症のガイドラインに従い、参列者は最大で30人になるとされている。これを受け、英首相官邸はボリス・ジョンソン首相が参列しないことを発表。限られた参列席を王室メンバーに譲るため辞退する形となった。
また英複数メディアによると、王室は現地時間10日、ヘンリー王子の妻で第2子妊娠中のメーガン妃が葬儀に参列しないことを認めた。妃の医師からの忠告で渡英が禁止されたという。
一方で英大衆紙「ザ・サン」は、王子が現地時間11日午後1時頃、米ロサンゼルス発のブリティッシュ・エアウェイズ便で英ヒースロー空港に到着したと報じた。空港ウェブサイトでは、米国時間10日18時32分発のBA1644便が予定より早い12時16分に到着していることが確認できる。
メディアの注目を集めている参列者はやはり王子だ。葬儀では、昨年3月にウェストミンスター寺院で行われた「コモンウェルス・デー」の式典以来、兄ウイリアム王子と初めて肩を並べることになる。これにより、先月放送された王子夫妻のインタビュー番組によって悪化した家族間の不和が解消されるのではとの見方もあるという。
英大衆紙「デイリー・メール」は、王室作家と王室専門家のコメントを紹介。王室作家ペニー・ジュナー氏は「うまくいけば、女王を支えるために一致団結しようとする家族全体の願いが窮地を救うことができるかもしれません。もちろん、フィリップ殿下もそれを望んでいると思います」と語り、葬儀を機に状況が一気に好転する可能性があるとした。
王室専門家リチャード・フィッツウィリアムズ氏も、「ヘンリー王子は、間違いなく葬儀の場にいたいでしょう。現在の王室の不和を癒やすプロセスの始まりになるかもしれません」と述べた。
王子夫妻が“王室引退”後に米国へ移住してからはや1年。先月のインタビュー番組を含め、家族間の不和が度々報じられてきたが、流れを大きく変えるターニングポイントがついにめぐってきたのかもしれない。
(Hint-Pot編集部)