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警視庁「ぜひ覚えておいて」 遭難時に居場所を知らせる方法が大反響 「マジで助かるやつ」
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コロナ禍で人気に火の点いたキャンプやアウトドア。ゴールデンウィーク間近とあって、連休は“3密”を避けたレジャーを楽しもうと計画している人も多いのではないでしょうか。そんな時に気を付けたいのが、山での遭難。もちろん安全に楽しむことが第一ですが、もしもの時のためSOSの出し方は、知っておくに越したことはありません。警視庁警備部災害対策課(@MPD_bousai)がツイッターで紹介した方法が大きな話題となっています。
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鏡だけでできる 「ヘリコプターに光のシグナルを送る方法」
山岳医療機構のウェブサイトによると、公的救助機関が救助を行う場合、ごく一部を除いてヘリコプターなどにお金はかからないそう(民間の場合は一般的に費用が必要)。このため、現在の山岳遭難救助は、天候などの条件が揃っていると救助隊やヘリコプターを出動させるケースが多いようです。
そこで知っておきたいのが、ヘリコプターに対する自分の居場所の伝え方。警視庁警備部災害対策課のツイートによると、太陽光と反射を利用して「ヘリコプターに光のシグナルを送る方法」が有効のようです。
1. まず片手を前に突き出し、ピースサインを作ります
2. ピースの人差し指と中指の間から、目標のヘリコプターが見えるように構えます
3. もう片方の手で鏡を持ち、ピースサインに光が当たるように太陽光を反射させればOK
こうすることで、「狙いを絞ってシグナルを送ること」ができるのだそう。ピースサインは、狙いを定めるための照準具のような役割を果たしていると思われます。
また、編集部調べによると、より正確に光を届けるには、自分の額や眉間くらいの位置に鏡を構えるのが良いようです。
「アウトドア派の方は、ぜひ覚えておいて下さい」と添えられたツイートには、1万件を超える“いいね”が寄せられた他、「マジで助かるやつ」「役に立つ情報ありがとう」など感謝の声が。
さらに、鏡を携帯していない時には「スマホの画面なども意外と反射しますので代用できるかと思います」「もしスマホを使って光を反射させる場合は保護シートがマットなものだと光反射しないので剥がすことを忘れずに!」といった、アドバイスを送る人もいました。
ぜひ試してみてください、と言いたいところですが、救助要請と受け取られてしまう場合があるため、山で実際に試すのは控えましょう。警視庁警備部災害対策課は、実際に救助が必要になった際の非常手段としてのみ活用するようお願いしています。
(Hint-Pot編集部)