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何歳まで性的対象として見られるのか不安 ラブライフアドバイザーが性のお悩みに回答

公開日:  /  更新日:

著者:yoshimi

教えてくれた人:OliviA

性の話は“若い人”だけが語るものではない

 とはいえ、異性からの見られ方を気にして不安を感じやすくなる状況も、非常によく分かります。無意識のジェンダーバイアス、外圧というのでしょうか。私も40代になった今、「おばさんが性の話をするな」とSNSにコメントを書かれたりもします。

 20代の頃は男性誌の取材に「読者が喜ぶのは、おばさんより若い女性のセックスアドバイザーだから」という言い方をされたこともありました。その時はチヤホヤして、年齢を重ねたら今度は抑圧してくる。でも、性の話は若い人だけが語るものではないと思うんです。

 何歳になっても性的な魅力を磨きたい気持ちや、「性的な存在でありたい」と思う気持ちを持つことはおかしくない。他者の心を惹くだけでなく自分のためにその部分を見つめ、お手入れして磨きをかけることは、心と身体の健康のためにも大切ですから。

「女性は若い方が性的な魅力がある」と考えてしまうのは、ジェンダーバイアスがかかっている状態。まずは、それを取り払うこと。そこに加えて、年齢に関係なく性に興味があることに罪悪感や恥ずかしさを持たないでいただけたら……と思います。

(yoshimi)

OliviA(オリビア)

1980年生まれ。ラブライフアドバイザー(R)、アロマセラピスト、日本性科学会 会員。学生時代に「女性の性」をテーマに卒業論文を執筆したことをきっかけに、2007年より性に関する総合アドバイザーとして本格的に活動を開始。台湾でも書籍を出版するなど、日本のみならず海外にも活動の幅を広げ、多方面で「女性のセクシュアルウェルネス」「コミュニケーションを重視した性生活」の提案を行っている。近著に「セックスが本当に気持ち良くなるLOVEもみ」(日本文芸社)など。