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キャサリン妃 日本製パールのチョーカーでフィリップ殿下葬儀に 注目集めた理由とは
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現地時間17日午後に執り行われたフィリップ殿下の葬儀。殿下自らプランに関わった葬儀の内容や参列者の表情など、中継画面から目が離せなかったファンも多いことだろう。直前には“軍服禁止”が報じられたため、参列者の服装にも注目が集まった。孫ウイリアム王子の妻キャサリン妃は、日本製パールのチョーカーをセレクト。イヤリングと合わせてエリザベス女王のコレクションを2つ身に着け、女王夫妻らへの敬意を示した。
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エリザベス女王から貸与 ダイアナ元妃が着用したことも
フィリップ殿下の葬儀直前に報じられた“軍服禁止”の決定。このため、男性参列者は全員モーニングコートに身を包み、ファンの視線は女性参列者の服装に移った。そこで最注目された王室メンバーといえばやはり、孫ウイリアム王子の妻キャサリン妃だ。
妃は今回の葬儀で、英国発ブランド「ローラン・ムレ」の黒ドレスをセレクト。胸に大きなリボンがあしらわれたデザインは、黒衣の中でほどよいアクセントを作っていた。さらにリボンのそばには、エリザベス女王のコレクションである4連パールのチョーカー「ジャパニーズ・パール・チョーカー」が。
英雑誌「ハロー」など複数メディアによると、ダイヤモンドの留め金が着いたこのチョーカーは日本政府から女王に贈られた日本製パールが用いられている。数十年前に贈られた際はパールの状態で、のちに女王がチョーカーにすると決めたそうだ。
妃がこのチョーカーを貸与されたことは、今回が初めてではない。女王夫妻が結婚70周年を迎えた2017年11月、家族と友人を招いて開催されたディナーパーティーでも妃はこのチョーカーで登場した。また、貸与されたもう1人の重要人物といえば、ダイアナ元妃だ。元妃は1982年のオランダ公式訪問の際に着用している。
「ハロー」誌によると、葬儀でキャサリン妃が着けたイヤリングも女王のコレクションから。こちらもパールを用いているが日本製ではなく、女王と殿下の結婚時にバーレーン国王から贈られたものだという。妃は2019年の「リメンブランス・デー」(戦没者記念日)式典でも、このイヤリングを着用していた。
女王の思い出深いコレクションを身に着けることで、女王と殿下、そしてダイアナ元妃への敬意も示した妃。またボディランゲージの専門家たちは、ウイリアム王子とヘンリー王子が会話を交わした場面で、妃が絶妙な気遣いを見せたと指摘している。殿下の人柄と王室の伝統が見事に融合していた葬儀において、妃のあり方には王室の過去と未来を感じることもできるだろう。
(Hint-Pot編集部)