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「エリザベス女王が気の毒」 ヘンリー王子夫妻とアンドリュー王子を豪司会者が猛批判
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フィリップ殿下の葬儀において“軍服禁止”が決まった背景には、次男アンドリュー王子と孫ヘンリー王子が軍服で参列できない事情があったという。2人が“王室引退”と性的スキャンダル報道で軍関係の名誉職から離れたため、軍服着用は規律で許されないというものだ。そういった数々の状況を受け、オーストラリアのテレビ司会者が番組中にヘンリー王子夫妻とアンドリュー王子を猛批判した。
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女王の陰に身を潜ませる形で王室に仕えた殿下を称讃
英大衆紙「デイリー・エクスプレス」が掲載した記事によると、ヘンリー王子夫妻とアンドリュー王子の3人を猛批判したのはオーストラリアのテレビ司会者カラリー・カッサバニー氏。まず「メーガン(妃)とハリー(ヘンリー王子の愛称)は、自分たちが世界の中心となることを望み、そのための行動(王室引退)がどんな結果を招いてもまったく気にしません」と夫妻を非難した。
さらに、性的スキャンダルが報じられたアンドリュー王子の存在により、フィリップ殿下の葬儀に王室メンバーが軍装で参列できなかったことに関しては「夫を失ったばかりの(エリザベス)女王がこんな決断を自ら下さなければならなかったのは気の毒だ」と発言。夫妻とアンドリュー王子をまとめて非難した。
本来ならチャールズ皇太子をはじめ、軍の称号を保持する王室メンバーは軍装で葬儀に臨むことができた。しかし、“王室引退”したヘンリー王子と性的スキャンダルで主要王室メンバーと軍名誉職から退いたアンドリュー王子は軍服を着用できない。
このため、女王が「2人に恥を欠かせない」配慮をした結果、男性参列者は一般的なモーニングコート姿になった。カッサバニー氏はこれも、女王や殿下が示した王室存続のための模律を「守らなかった」ために生まれた「恥辱」と結論付けた。
また同氏は、殿下が女王の即位を受けて軍職から退き、妻の陰に身を潜ませる形で王室に仕えた人生を称賛。身勝手な3人のロイヤルにきつい忠言をする形になった。
(イギリス・森昌利/Masatoshi Mori)