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ヘンリー王子 英滞在中にエリザベス女王と2度プライベート対面した 暴露本著者が証言

公開日:  /  更新日:

著者:森 昌利

ヘンリー王子、エリザベス女王【写真:AP】
ヘンリー王子、エリザベス女王【写真:AP】

 人種差別やメンタルヘルスという大問題を掲げて王室を攻撃した形になったヘンリー王子夫妻の暴露インタビュー。しかし今月9日、祖父フィリップ殿下の死去で王子は急遽帰国することとなり、強烈な暴露で傷付けた家族と思いがけない再会を強いられることとなった。この帰国で王子とロイヤルファミリーの和解に注目が集まり、父や兄夫妻との会談が報じられていたが、実は一家の長であるエリザベス女王ともプライベートで対面を果たしていたという。王子は女王95歳の誕生日前日に米国へ戻り、女王は「最も寂しい誕生日」を迎えたと報じられた。

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“メーガン妃のチアリーダー”スコビー氏「問題は脇に置き重要なことに集中した」

 英大衆紙「デイリー・メール」が掲載した記事によると、メーガン妃とヘンリー王子の暴露本「Finding Freedom(自由を求めて)」の共同著者であるオミッド・スコビー氏がウェブサイト「Bazaar.com」の取材に応じ、ヘンリー王子が英国滞在中にエリザベス女王と「少なくとも2回、個人的に顔を合わせた」と証言した。

 暴露本を上梓する際、公式にはヘンリー王子夫妻の協力が「まったくなかった」としていたスコビー氏。しかしながら、初めてヘンリー王子がメーガン妃に「愛している」と打ち明けた場面など、本人しか知り得ない情報を記して話題になった。そんな暴露本著者スコビー氏は、“メーガン妃のチアリーダー”という異名を持ち、妃とのつながりが深いことで知られている。

 そのスコビー氏はヘンリー王子の渡英と注目が集まった家族との和解について、「ヘンリー王子にはエリザベス女王に対する不変の愛情と敬意があります」と前置きした上で、「今回の帰国は死去した祖父に敬意を表し、悲しみに沈む祖母と家族をサポートする目的のもの。家族のつながりに焦点を当てる時でした。土曜日の葬儀で雪解けがありましたが、これで問題が解決したということではありません。ただ、今回は問題を脇に置き(フィリップ殿下の葬儀という)もっと重要なことに集中しました」と説明。

 さらに、今回の英国滞在中に女王との個人的な面会が「少なくとも2回はありました」と明言した。

 またスコビー氏は、英国滞在中ヘンリー王子がフロッグモア・コテージに滞在したことも証言。さらには父チャールズ皇太子と兄ウイリアム王子とも「会話がありました」と語った。

 しかし「問題を脇に置き」というが、現在大問題となっているのはインタビューで行われた暴露の数々。王室側に問題を脇に置いて“もらった”と表現するのが正しいような気がしてしまう。けれどもスコビー氏は“メーガン妃のスポークスマン”のような存在。どうしてもヘンリー王子夫妻寄りのコメントになるのは仕方がない。

(イギリス・森昌利/Masatoshi Mori)