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メーガン妃の“人種差別的発言”告白に「えっ、そこ行くの?」 インタビュー司会が胸中明かす
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王室メンバーから人種差別的発言を受けたことなどを赤裸々に告白し、衝撃的な暴露で世界中に波紋を広げたヘンリー王子とメーガン妃のインタビュー。しかし、「英王室を知らずに育った」と発言しながら、放送後にはバッキンガム宮殿の前で撮影した写真が出回るなど、矛盾点は数多い。さらに王室との和解にも至っていないため、さまざまな問題が尾を引いている状態だ。そんな中、インタビューの司会を務めた“当事者”のオプラ・ウィンフリーがインタビューについて語った。
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夫妻との事前やりとりはメールのみ パワフルな番組になった秘訣も明かす
英大衆紙「デイリー・メール」が掲載した記事によると、米国の大物司会者オプラ・ウィンフリーは、米エンターティメントジャーナリストのナンシー・オデール氏がホストを務める番組に出演。“当事者”として件の暴露インタビューについて感想を語った。
オプラはまず「インタビューがこれほどのインパクトを与え、またこれほど波紋が残るとは思ってもみませんでした」と語り、インタビューが世界へ与えた影響に驚いてみせた。
さらに、メーガン妃がアーチーくんの肌の色について「生まれた時どれくらい黒いのか」とヘンリー王子に尋ねたロイヤルファミリーがいたと語った瞬間、オプラはショックを受けたという。実際、番組中でオプラはアゴを落として凍り付き、「何?」と信じられない様子で聞き返している。
「私は『えっ、そこに行くの? わざわざ行くのね』という感じ」と、その時に受けた印象と衝撃の大きさを明かした。
また、収録前のやりとりについてはメールのみ。この際にオプラは王子夫妻に対して「私にとって非常に大切なことを聞きたい」と、インタビューの目的を尋ねた。すると夫妻からは「真実を明かしたい」という答えが返ってきたという。
「なぜこれほど今回のインタビューがパワフルなものになったのか。それは私がどうやって彼らに話をさせるか、その質問の仕方を心得ていたこともあります。そして2人が(私の質問に対し)オープンに、自分たちの弱みまでも包み隠さず話し、真実を打ち明けたからでしょう」
オプラは自画自賛気味にそう語って、今回のインタビューを称賛した。だが、“反メーガン妃”の急先鋒であるピアーズ・モーガン氏から「矛盾が17か所ある」と指摘したことをはじめ、英メディアが発言内容と事実の「辻褄が合わない」と報じた点については何も語らず。
もしかすると、事前に夫妻に対して質問を教えず、また収録後にはスタッフに厳しいかん口令を敷いてリークを防いだことが、矛盾点の多さにつながったのかもしれない。
(イギリス・森昌利/Masatoshi Mori)