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15歳の高齢猫は「ドタドタ感が」 3匹の愛猫を足音で聞き分けるイケメン格闘家
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ストン、タタタッ、シュッ、カリカリ、ガサガサガサ……猫と一緒に生活をしていると、毎日がいろいろな音であふれていることに気が付きます。聞こえるはずのない音がしたり、いつも聞こえる音がしたり、猫が発する音で日々の変化に気付く人も多いでしょう。夏に予定される次戦に向けて、厳しいトレーニングを積んでいるプロキックボクサーの小笠原瑛作選手の家も、3匹の愛猫、15歳の「レオン」くんと2歳の「ヒメ」ちゃん、1歳の「ルナ」ちゃんの音でいっぱいなのだとか。「ねこ通信」20回目のテーマは「音」です。
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日常の「音」で分かる3匹の個性「レオンだって分かりますね」
朝、目覚まし時計を止めた後、温かい布団の中でウトウトとまどろんでいると、どこからともなくヒタヒタヒタとかすかな足音が近づき、次の瞬間には愛猫がゴソゴソと布団に潜り込んでくる……。猫をはじめ動物と暮らしていると、日常がさまざまな「音」で満たされていることを実感します。
「音」と言っても、その種類は千差万別。鳴き声はもちろん、ごはんを食べる音や寝息、足音などは、猫によってそれぞれ違います。小笠原家で暮らすレオンくん、ヒメちゃん、ルナちゃんも、それぞれの「音」を持っているようです。
「一番分かりやすいのはレオンですね。体重があるので、音にまったく軽やかさがありません(笑)。階段を下りてくる時とか、走る時とか、レオンのドタドタ感は際立っています」
15歳のレオンくんは、標準よりもややぽっちゃり体型。人間で言えば70代後半から80歳くらいの高齢ですが、普段は年齢を感じさせない愛くるしさを振りまきます。
ただ、おじさん感が出てしまうのが、ジャンプをしたり、走ったりする時の「音」。若々しいヒメちゃん、ルナちゃんと比べると「よっこいしょ」と声が聞こえてきそうな重みのある音を発するとか。
「足音を聞けば、これはレオンだって分かりますね。他の2匹は体重も軽いし若さもあるから、ジャンプしたり階段を上り下りしたりする時は、音はあっても軽やか。でも、レオンはバタバタ、ドンドンってうるさくて。それがまた、かわいいんですけど(笑)」
普段はお上品なヒメちゃんとルナちゃんも、驚くような音を立てる時があります。それは家の中で“大運動会”が始まった時。何気ないじゃれ合いが追いかけっこになり、気付けば狩りをするチーターのような全力疾走で家中を駆け回っている時も。
「全力ダッシュの時の音はすごいです。ガタガタガタ、バタバタバタって、まるで草原を走り回っているような足音で、あのエネルギーを発散しまくる全力感はすごいですね」と、女子たちがたまに見せる“おてんばな素顔”に、瑛作選手は苦笑いするしかありません。