からだ・美容
高品質の美容クリームに電流!? 韓国コスメのネクストトレンドは「ガジェット一体型」
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プチプラだけれど実力派&ポップなパッケージにも一目惚れ……。そんなイメージの韓国コスメですが、実はプチプラブランドではない、テクノロジー&贅沢成分勝負の“ラグジュアリーコスメ”が台頭してきていることをご存知でしょうか? “ガジェット(装置)”が一体になった美容大国ならではの注目アイテムをご紹介します。
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多くのアイテムがプチプラの理由とは…韓国コスメの裏事情
韓国コスメファンの中には、1つの成分が大きなトレンドになる状況を感じている人も少なくないのでは? この要因の1つとして、韓国コスメ業界では化粧品を企画するメーカーよりも原料メーカーのパワーが強いことがあるとも言われています。
韓国コスメ業界では、多くのブランドが自社で研究所や工場を持たず、コンセプトやマーケティング計画の部分のみを担います。製品の製造自体は大手工場がOEM(他社から委託されて製造すること)として、一手に引き受けているケースが少なくないのです。
このため、原料工場が大量に製造・販売できる原料がその時の一大ブームになる、という構造があるのだとか。実のところ、人気ブランドの多くが、同じ工場で製造された製品に自社風のコンセプトをのせて販売しているというケースも多いのです。裏を返せば、新たに注目される効果的な成分が入った各ブランドの製品を、消費者がプチプラで試すことができる秘密とも言えますが。
例えば今、高い保湿成分やお肌ダメージの補修力が期待されて大流行中の「シカ」。シミやくすみ、シワなどの肌ダメージ改善をしてくれるハーブの成分で、名称の「シカ」は原料となるツボクサの学名「センテラ・アジアチカ(Centella Asiatica)」から来ています。この植物に含まれる成分「マデカソサイド」を配合したスキンケアコスメは大ヒット中ですよね。
このヒットの裏には、シカが原料として大量に流通しやすいトレンド成分だからという側面もあるのです。