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ヘンリー王子夫妻の“王室引退”は好都合だった? チャールズ皇太子の王室縮小計画

著者:森 昌利

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チャールズ皇太子【写真:Getty Images】
チャールズ皇太子【写真:Getty Images】

 エリザベス女王の父、ジョージ6世が即位した当時のロイヤルファミリーは妻と娘2人を合わせたわずか4人。そこに女王と結婚したフィリップ殿下が加わって以降、女王の在位が史上最長記録を更新し続けるにつれて、人数は大幅に増えていった。長年にわたり膨れ上がった王室について、チャールズ皇太子が「縮小」を考えているのは広く知られているが、その具体的な人数は5人にまで絞られる可能性があるという。

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「公金にふさわしいメンバーを選定したい」と専門家

 英大衆紙「デイリー・エクスプレス」が掲載した記事によると、フィリップ殿下の長年の親友であり、元英議員のジャイルズ・ブランドレス氏はこのほど出演したテレビ番組で、チャールズ皇太子の王室縮小計画に言及。皇太子が国王に即位した後の王室主要メンバーは「5人になるだろう」と述べ、その顔ぶれを予測した。

 同氏が予測したメンバーはチャールズ国王(現在は皇太子)と妻カミラ夫人、ウイリアム皇太子(現在は王子)と妻キャサリン妃、そして弟エドワード王子の5人。

 エドワード王子については「フィリップ殿下の『エディンバラ公爵』を継ぐ形でメンバー入りを果たす」と予測している。

 また王室作家のアンジェラ・レヴィン氏もラジオ番組に出演した際、ブランドレス氏に呼応するように「チャールズ皇太子は長年、王室を小さくしたいと思っていました。予算は税金からまかなわれるわけですから、できるだけ倹約したい。そして公金にふさわしいメンバーを選定したいと考えています」と発言している。

 さらに、ヘンリー王子とメーガン妃の“王室引退”が今年の1月に正式に決まった理由も同じく「税金を使うのにふさわしいメンバーではない」ということだったと主張。王室主要メンバーだった頃に日本円で3億円超を費やしたフロッグモア・コテージの改装を始め、さまざまな金満エピソードで英メディアから叩かれた王子夫妻の“王室引退”は、皇太子の王室縮小案にとって好都合だったことも示唆したという。

 ちなみに、市場・マーケティング調査およびデータ分析の英企業「YouGov」がフィリップ殿下の葬儀直後にロイヤルファミリーの好感度調査を実施したところ、ブランドレス氏が予想した5人はそれぞれ支持率を上げたことが明らかになっている。

(イギリス・森昌利/Masatoshi Mori)