性との向き合い方に悩む読者の皆さんから寄せられたご相談に、ラブライフアドバイザーのOliviA（オリビア）さんが優しく回答するこの連載。今回のテーマは【性行為と愛情】の前編です。性行為と愛情はイコールなのか。体の関係から始まった相手と恋人になりたい。セフレから一歩関係を発展させたい。……そんなお悩みにOliviAさんがお答えします。

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付き合う相手を“カテゴリー分けするタイプ”かどうかチェックしてみる

【今回のお悩み1】
「何度かデートをした彼と体の関係を持ちました。『好きだ』と言ってもらえますが、『付き合おう』と言われたことはありません。食事やデートをしているので、体だけの関係ではない自信はあります。でも、『私たち付き合っているの？』とは聞きづらく、聞いてしまって会えなくなるのも怖いです。付き合っているかどうか確認した方がいいのでしょうか？」（Hさん）
「28歳男性です。お互い思い合っているつもりでしたが、彼女はセフレと思っているような……。きちんとした関係に発展させるのはどうしたらいい？」（Mさん）

　セフレから本命に昇格できるか。これは、恋愛サイトなどでもよく受ける相談です。価値観にもよりますが、人によっては相手を「この人はセフレ」「この人は本命」「この人は結婚相手候補」と明確にカテゴリー分けしている方もいます。お相手がどのタイプなのか、まずはそこをチェックしてみてはいかがでしょうか。

　カテゴリー分けや細分化しているタイプだと、本命に昇格という考えは難しいのかなと思います。でも、ゆるやかにカテゴリーが交じり合っていくタイプの方もいる。私が聞いた話では、最初はセフレだったけれど結婚して長く続いているご夫婦もいらっしゃいますし、本当に相手の価値観と2人の関係性次第なんですよね。

自分の本心を隠したまま付き合うのはお互いに不健康

「自分たちは付き合っている関係か？」と怖くて聞けない気持ちも分かります。でも、聞きたいのに聞けない気持ちを自分の中に押し込めていると、すごくストレス。自分に自信がなくなってきてしまう。そのあとに会えない可能性があっても、きちんと確認した方が自分のためにはいいのかなと思います。

　モヤモヤしたまま時間だけが過ぎていくのは、やっぱりもったいない。自分が望む関係性はどの形なのか。それを自分の中に問いかけて、答えを見つけてみてはいかがでしょうか。そして、関係を発展させるためにはっきりさせる必要があると思うなら、ここは覚悟して聞くべきです。自分の本心を隠したまま付き合っていくのは、お互いに不健康ですから。

　一般論だと「見切りをつけた方がいい」など、大体の回答が決まっているのですが、私は「あなたはどうしたいの？」ということをまず追求してほしいと考えています。ですから、“自分が心地いい関係性”を見つけること。それをおすすめします。

「自分がどうしたいのか」をはっきりさせて、それを相手に伝えた方が健全です。相手の返答次第で、「次に行こう」と考えるのもいいでしょう。心の健康が保たれる方を選んでいただきたいです。