王室時代には1100万人のフォロワーを誇ったインスタグラムを駆使して、さまざまな告知や主張をしてきたヘンリー王子夫妻。近年はロイヤルメンバー同士によるSNSでの祝福の投稿が慣例となっていることもあり、ウイリアム王子夫妻の結婚10周年に際して、どのような発信を行うのか注目を集めた。しかし、当日の4月29日、ヘンリー王子夫妻は沈黙。公にメッセージを送らなかったヘンリー王子夫妻に対して、王室コメンテーターが疑問を投げかけている。

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ウイリアム王子夫妻の結婚10周年　プライベートに祝ったという報道も

　英大衆紙「デイリー・メール」が掲載した記事によると、カナダの王室コメンテーターであるロズ・ウェスタン氏とグレアム・オニール氏が対談。ウイリアム王子とキャサリン妃の結婚10周年にヘンリー王子とメーガン妃がSNSを通じて公にメッセージを発しなかったことは「好感度を上げるチャンスを逸する行為」と語り、沈黙を疑問視した。

「プライベートでお祝いをした」という報道もあるが、ウェスタン氏が「公に何も言わない方が親密さをアピールできるのだろうか？」と水を向けると、オニール氏は公にお祝いをすることの方が「ナイスなこと」と反応。

　そして「ツイッターか何かでケイト（キャサリン妃の愛称）とウイリアム（王子）の記念日にお祝いの言葉を発するのが自然。それをしないのは、やはり（両家の間に）問題があると思われてしまう」と続けて、公にはメッセージを送らなかったヘンリー王子夫妻の決断に異論を唱えた。

　ヘンリー王子夫妻のSNSについては1月、英メディアが「今後は使用しない」とする関係者の証言を報じていた。この報道とキャサリン妃の誕生日が重なったため、お祝いムードに水が差される事態にもなっている。

　一方でウイリアム王子夫妻は29日当日、「結婚記念日に皆さんから贈られた親切なメッセージの数々、ありがとう」というキャプションを添え、アウトドアで家族が楽しく遊ぶ光景を収めた40秒の動画をリリース。王子とキャサリン妃、子どもたち3人が幸せな家族生活を営んでいる様子が公開され、話題になっている。

（イギリス・森昌利/Masatoshi Mori）