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キャサリン妃 実母からの“おさがり”ドレスも 着回し力を徹底調査
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公務のごとに大きな話題となるキャサリン妃のコーディネート。中でも着回しは、倹約家な印象と合わせて好意的に受け止められている。そこで英紙は、これまで妃が着回した主要なアイテムについて“1年当たりの金額”を算出。最低金額は約1180円だったことが分かった。
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着回しアイテム“1年当たりの金額” 最低と最高は?
この“1年当たりの金額”は、購入時の価格を着用した期間で割ったもの。英大衆紙「デイリー・メール」が今回算出した中で最低金額となったアイテムは「ザラ」の赤いジャケットで。1年当たりの金額は7.77ポンド(約1180円)だった。
このジャケットが最初に登場したのは2012年8月のロンドン五輪中で、当時の価格は69.99ポンド(約1万600円)。そして最新では2020年11月のビデオメッセージで披露しており、愛用期間は9年目となる。
一方で最高金額は、1666ポンド(約25万3000円)となった「アレキサンダー・マックイーン」のコートドレス。2015年7月にシャーロット王女の洗礼式、2018年5月にヘンリー王子とメーガン妃のロイヤルウェディングで披露しており、2021年で着用期間は6年。当時の購入価格は1万ポンド(約151万9000円)だった。
ちなみに、「Hint-Pot」編集部調べによると妃は、同じデザインでライトブルーのバージョンも愛用しているご様子。どうやらフォーマルな席での一着として、デザインそのものに惚れ込んでいるようだ。
高価なハイブランドでも長く着用して元を取る!
同紙はこの他にも多数アイテムを挙げているが、改めて確認すると着回した年月が長いことに気付く。中でも「レイス」の青いドレスには特筆すべき点がある。妃は2012年と2020年にセレクトしているが、実際の“初お披露目”は2010年のエリザベス女王主催の競馬大会「ロイヤル・アスコット」で、着用者は妃の母キャロルさん。同紙によるとドレスの発売自体はさらに2年前の2008年だと考えられているそうだ。
発売時の価格は139ポンド(約2万1100円)。今年で13年目のため、1年当たりの価格は10.68ポンド(約1622円)と算出された。母娘2代でドレスを着回すことはもちろん、多少はお直ししたとしても、妃とキャロルさんの体型がほとんど変わらないという事実にも驚きだ。
また、2012年から登場した「ステラ・マッカートニー」の青いドレスは、今年で9年目。当時の価格は635ポンド(約9万6400円)だったため、1年当たりは70.55ポンド(約1万710円)となる。このドレスは着回した回数が多いことでも知られ、2012年だけでも3回。その後も2014年の「コモンウェルス・ゲームズ」や2016年の航空ショー(エアショー)、昨夏のビデオメッセージでも披露された。
高価なハイブランドでも“長く愛用すれば元が取れる”という例は他にもある。「レベッカ・テイラー」のスカートスーツは2012年4月のレセプションで初登場し、2017年のキングス・カレッジ病院訪問、今年2月のビデオ公務でも披露。購入時の価格が627ポンド(約9万5200円)のため、1年当たりは69.66ポンド(約1万577円)だ。
お手頃なハイストリートブランドから憧れのハイブランドまで、長年にわたり軽やかに着回す妃のスタイル。その秘訣は何と言っても、流行に左右されない審美眼にあるのだろう。クローゼットの中が飽和状態でお悩みの方は、妃が選ぶデザインに注目してみてはいかがだろうか。
(Hint-Pot編集部)