どうぶつ
こたつを撤去された元保護ねこ 驚きを隠し切れない姿に5万人が同情 「絶望している民の顔」
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5月に入り、列島の一部では夏日が記録されるなど、すっかり暖かくなってきました。しかし、ねこのいるおうちではギリギリまで「こたつ」を出していたというケースも。スイッチを入れなくても中で大人しくしてくれるため、とっても便利ですよね。このほど、ついにこたつの撤去が決まり、何とも言えない表情を見せる2匹のねこが話題になっています。飼い主のみき・はちゅねこ好き(@meow_mikii)さんに話を伺いました。
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「食べ物シリーズ」の3匹 大福くん以外は甘えん坊さん
天板とお布団が取り外され、骨組みだけになったこたつからカメラを見つめる2匹のねこ。今年も大活躍してくれたこたつが撤去されると気付いたのでしょう。片付けられるという事実にショックを隠し切れていないような、またこたつを元の状態に戻すよう強く訴えかけているような、何とも切ない表情を見せています。
写真の2匹は、キジトラ白が3歳の男の子「大福」くん、茶トラが「ねぎとろ」ちゃん。大福くんは飼い主さん宅のご近所で捨てられ、保護団体の元にいたそうです。お迎えした際に、「たくさんの福が来るように」との願いを込めて名付けました。
その2か月後、飼い主さんは同じ保護団体に「もう1匹飼いたい」と相談。そうしてやってきたのがねぎとろちゃんです。
保護主さんからは「トラちゃん」と呼ばれていたそうですが、お迎えにあたり「ちょっと天然なんです、この子……」と言われたのだとか。そして、家に迎え入れるとテーブルに頭をぶつけたり、ソファへのジャンプに失敗したりで、飼い主さんいわく「とにかくトロかった」とのこと。
そのため、「トラちゃん」が「トロちゃん」へ変化。先にお迎えした大福くんとともに“食べ物シリーズ”で揃えたかったとの理由から、「ねぎとろ」ちゃんと名付けました。
そんな2匹ですが、性格は実に対照的なのだとか。飼い主さんによると、大福くんは何事にも動じない性格で、どっしりと愛情深い「ボスタイプ」。ねぎとろちゃんは“天然”な性格に加え、臆病で甘えん坊だそう。また、いつも大福くんに「毛づくろいして!」と甘えますが、自分からは他のねこを絶対に舐めないというマイペースな一面もあるそうです。
さらに、飼い主さん宅にはもう1匹のねこちゃんが。サバ白の男の子「ちくわ」くんです。年齢は2歳で、「ザ・末っ子」と表現できるほどの甘えん坊さんなのだとか。いつも大福くんに元気いっぱい甘えているそうですが、ちょっかいを出す度に叩かれているとのこと。
同情コメントが殺到「年中出しといてほしいよね」
そんな3匹が暮らす飼い主さん宅では、寒くなる11月からこたつのシーズンが始まります。そして、設置されると必ず3匹のうち誰かが中にいるのだとか。夜は飼い主さんの布団に全員で移動するので、1日のうちのかなり長い時間はこたつでぬくぬくしているそうです。
そんな姿を見ていると、なかなか片付ける気にはなれませんよね。約7か月も出していたそうですが、季節に合わせてこのほど撤去することに。すると写真の通り、大福くんとねぎとろちゃんは切ない表情で飼い主さんを見つめるのでした。
この写真がツイッターで公開されると5万件もの“いいね”が集まり、大きな反響を呼びました。また、リプライ欄には「本当に片付けてしまうの……? って顔してますな」「分かる分かるよ。年中出しといてほしいよね」「こたつがなくなると困るニャン」「無言の圧力……それにしてもかわいい……」「暴君に対して絶望している民の顔」など、同情のコメントが殺到しています。
ちなみに、こたつが片付けられた後、大福くんとねぎとろちゃんはしばらく骨組みの間をうろうろしていたものの、諦めて別の寝床へと移ったのだそう。
次のこたつシーズンまであと半年。設置されたらまた3匹でぬくぬく楽しんでね。それまでは寂しいけど、少々ご辛抱を……。
(Hint-Pot編集部)