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エリザベス女王のみいとこたち チャールズ皇太子の元お妃候補や王室初の同性婚経験者も
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マイケル・オブ・ケント王子(ケント公)がロシア・プーチン大統領との面会口利きを行なっていたという疑惑が報じられ、“エリザベス女王のいとこ”というポジションが注目を集めている。英民放は先日、フィリップ殿下の死去で放送が延期されていたドキュメンタリー番組を放送。チャールズ皇太子の元お妃候補や英国王室で史上初の同性婚をした“女王のみいとこたち”が登場した。
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ロマノフ家の末裔 オルガ・ロマノフ王女は現在71歳
現地時間4月15日に放送予定だった英民放ITVのドキュメンタリー番組「The Queen and Her Cousins with Alexander Armstrong(女王といとことアレキサンダー・アームストロング)」。エリザベス女王の誕生日(同月21日)に合わせたものだったが、フィリップ殿下死去を受けて5月10日に放送が延期された。
この番組は、俳優・コメディアンなどの肩書きを持つアレキサンダー・アームストロングが、女王のいとこたちに会うという内容。英雑誌「OK!」などが4月に注目していた出演者は、みいとこ(三従兄弟姉妹)にあたるオルガ・ロマノフ王女(著作の日本語訳「オリガ・ロマノフ わたしはプリンセス」ではオリガ表記)だった。
エリザベス女王の祖父ジョージ5世と、ロシア革命で処刑されたロマノフ王朝最後の皇帝ニコライ2世はいとこ同士で、姿形も瓜二つで知られる。そのロマノフ家の末裔にあたるオルガ王女は1950年4月8日生まれで、現在71歳。率直かつ陽気な性格で知られているという。
番組での王女は、「チャールズ皇太子のお妃候補だったと聞くが」と尋ねられると、「はい。確かにお妃候補の1人でしたよ」と即答。「その決め手は?」との質問には「それはプリンセスの称号、それから外国の王室の子孫だったこと、そして処女だったこと。私は17歳で正真正銘のバージンでしたから。当時は大切だったのです」と開けっぴろげに答えた。
「OK!」誌によると、王女は1998年に英大衆紙「デイリー・ミラー」で皇太子と初めて会った17歳の時のカクテルパーティーのエピソードを明かしているという。
王女は「本当に優しい人でした。私が今何をしているのか尋ねてくださって。あれ以上親切である必要はないというほどの対応でしたが、私は彼と結婚したくなかった」と語り、「あんな公の“金魚鉢の中で暮らすような生活”はとても無理です」と、公人としての王室生活は自分に向いていないと断言していた。
また、同番組では王室メンバーで初の同性婚を挙げた女王のみいとこ、アイバー・マウントバッテン卿も配偶者のジェームズ・コイル氏と出演。「彼にポジションを与えたかった」と、実は結婚したくなかったコイル氏を猛烈プッシュした裏話などを幸せそうに語った。
(イギリス・森昌利/Masatoshi Mori)