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動揺するトラに「笑いすぎて涙」 動物園の“放送事故”が話題 園側の語った真相とは
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話題のアムールトラの正体は、2018年にやってきたテンちゃん
話題のツイートについて、広島市安佐動物公園の梅田拓也さんに話を伺いました。今回発生した放送トラブルの原因は、使用していたCDの読み取りが不調だったことによるそうです。
「この翌日から新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止対策のため臨時休園になり、園内放送はしていませんが、CD自体のトラブルは復旧済みです」
狐楽さんがたまたま撮影していた時に放送した回に限り、こうしたエラーが起こってしまいました。
話題のツイートについては、園も投稿の数日後に確認していたとのこと。「トラの反応が非常に興味深いものだと思いました」と、職員の間でも話題になったようです。
ちなみに、動画に映っているトラは「テン」ちゃん。8歳のオスです。2018年11月、繁殖を目的に浜松市動物園からやってきました。飼育員さんによると、テンちゃんは元々少し神経質な性格だそうで、運動場に出られるようになるまでも一苦労だったとか。
ただ、梅田さんによると、こうして異変を機敏に察知するのは、トラに限った話ではないそう。
「通常聞き慣れている音とは異なる音、特に今回のような途切れた音や連続した音など、非日常的な音がスピーカーから流れると、反応の有無にかかわらず、多くの動物種において気付くとは思います」
異変を機敏に察知するという動物たち。反応を見るためにわざと大きな音を鳴らすなどのいたずらは絶対にやめてくださいね。
6月1日まで臨時休園中のため動物たちに会いに行くことはできませんが、園内での生活は特に変わりがないようです。
「当園はキリン、シマウマをはじめとする広大な展示場が名物です。また、繁殖・研究などで世界的にも評価されているクロサイやオオサンショウウオが見どころとなります」
営業が再開したら、感染対策に気を付けつつぜひ楽しみたいですね。
(Hint-Pot編集部)