からだ・美容
性行為の回数が気になる…これってセックスレス? “する目的”が性欲だけではない事実
公開日: / 更新日:
教えてくれた人:OliviA
性との向き合い方に悩む読者の皆さんから寄せられたご相談に、ラブライフアドバイザーのOliviA(オリビア)さんが優しく回答するこの連載。今回のテーマは【性欲の不思議】です。パートナー以外とも性行為を楽しめる人がいるのはなぜ? 一般的なカップルの平均値は? 性欲に関するお悩みを通じて、一緒に考えてみましょう。
◇ ◇ ◇
性行為をする目的は人それぞれ 性欲だけでするものではない
【今回のお悩み1】
「女性でも『セックスはスポーツ』とサバサバとエッチできる友達がいます。私は好きな人としかしたくありません。性欲に個人差があるのはなぜでしょうか?」(Oさん)
性行為って、性欲ですると思っている方が多いと思います。けれど、そこがちょっと違うのかなと。性行為をする目的は、人それぞれです。
「承認欲求を満たすため」「性的な欲求よりもスキンシップ、肌の触れ合いを感じたい」「安心したい」「愛情確認のため」と挙げたらきりがないくらい、その目的には個人差がある。もちろん「性欲発散のため」という方もいます。
この相談者の方は好きな人としかしたくないタイプで、お友達はサバサバといろんな人とするタイプ。どちらが正しい、悪いというのはありません。“価値観は人それぞれ”ということと、性欲解消だけが性行為の目的ではないことに、まず気付いてほしいなと思います。
自分をしっかり持っていれば他人の言動は気にならなくなる
そのためには、「自分がセックスする目的は何だろう」と向き合ってみる。自分をしっかり持っていれば、他人の言動が気にならなくなってくるはずですから。自分の価値観がすべてではないことにも気付くでしょうし、他人のことも尊重できるようになるのではないでしょうか。
でも、そのお友達のセックスが“承認欲求”を満たすためだったら、そこに寂しさが隠れていないかを注視してほしいとも思います。承認欲求のためのセックスが悪いことではないんです。ただ、それが自傷行為につながっていないか。罪悪感や後悔、ネガティブな方向なら、助けが必要な場合もありますから。誰か傷付く人がいないか。そこは注意すべき部分ですね。
「愛情を確認したい」「肌の触れ合いから安心したい」といった穏やかな性行為から、快楽追求型で経験を積んでゲームをクリアするような感覚の方もいる。いずれにせよ、性欲だけが性行為を喚起するものではないということは、意識しておいた方がいいかもしれません。