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ヘンリー王子は「王室が嫌いなら称号を持つべきではない」 王室内部に疑問の声と英紙

著者:森 昌利

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ヘンリー王子【写真:AP】
ヘンリー王子【写真:AP】

 先日公開されたポッドキャスト番組で、かつての王室生活を「『トゥルーマン・ショー』と動物園を足したようなもの」と例えたヘンリー王子。メディアの監視下に置かれた生活でメンタルヘルスに支障をきたし、セラピーを受けたことも告白した。だが、王室内ではこうした発言に対する“困惑と裏切り”の感情が広がり、称号を持ち続けることについての疑問も生じているという。王子は5月初旬のチャリティライブに出演した際も、「プリンス・ハリー、サセックス公爵」とモニターに表示されていた。

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「そこまで王室を嫌っているなら爵位を持つべきではない」

 米俳優ダックス・シェパードがホストを務めるポッドキャスト番組「アームチェア・エキスパート」は13日、ヘンリー王子の出演回を公開。王室生活の苦しさや、耐え忍んだあまりメンタルヘルスに支障をきたしたことなどを告白した。3月の暴露インタビュー番組に続く王室批判は、公開直後から大きな話題になっている。

 英大衆紙「デイリー・メール」が掲載した記事によると、王室内ではヘンリー王子とメーガン妃夫妻が称号を持ち続けることについて疑問が生じているという。さらに、ある上級廷臣は同紙に対し、王室関係者の間で“困惑と裏切り”の感情が高まっていることを明かしたとも報じた。

 これら関係者は「現在サセックス公爵(ヘンリー王子)は、(王室を引退した)自分は他の誰とも変わらぬ立場となったとして、非常に際立った時間の使い方をしながら王室批判を展開しています。そこまで王室を嫌っているなら称号を持つべきではないという感情が高まっています」と発言。これまで識者発言や意識調査として何度も報じられた見方を繰り返した。

 また「彼らは(称号を返上して)“ハリー(ヘンリー王子の愛称)とメーガン”になるべきです。もしそれを拒否するなら、理由を説明するべきではないでしょうか」と、王室批判の一方で称号を保持する矛盾について指摘した。

 さらに今回のポッドキャスト番組がフィリップ殿下の葬儀からわずか1か月も経たないタイミングで公開されたことも、王子に対する不信感を高めているという。

 6月に発売される初の著作本「The Bench(ザ・ベンチ)」で、妃は著者名を「メーガン、サセックス公爵夫人」に。また、5月2日に米国で行われたチャリティライブ「バックス・ライブ」では、ヘンリー王子の登場時に「プリンス・ハリー、サセックス公爵」と表示された。称号を維持する2人の意図は、一体どこにあるのだろうか。

(イギリス・森昌利/Masatoshi Mori)