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「絶対渡さない感すごい」 元保護ねこが“魚&マタタビ”ぬいぐるみの虜 抱え込む姿が話題に
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日本では魚好きのイメージが定着しているねこ。また、古くから「ねこにマタタビ」という言葉があるように、大のマタタビ好きとも言われています。この2つが“合体”したぬいぐるみの虜になり、大事そうに抱え込む元保護ねこのかわいい姿が話題です。飼い主のコンドリア水戸(@mitoconcon)さんに話を伺いました。
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“カリスマ地域ねこ”だったボスくん 約1年をかけて飼い主さんが保護
「ホームセンターに行ったのでねこへのお土産に何だかリアルな魚のぬいぐるみを買ったらボスが初めて自ら遊んでいた。いつも控えめなボスにしては珍しく、他の兄弟に取られないようにしっかり両手でキープしててかわいい。このぬいぐるみ中身の詰め物は無農薬マタタビ100%というヤバイブツ。ヤバすぎるぜ」
飼い主さんがこの詳細な説明を添えて投稿した写真には、魚のリアルなぬいぐるみを抱え込むねこの姿が。他のねこが近寄った際には「絶対に渡さない」とばかりににらみをきかせており、すっかり虜になっていることが伝わってきます。
「ボス」くんは元々、飼い主さんのおうち付近で生活する“カリスマ地域ねこ”でした。飼い主さんはお迎えを前提にボスくんと交流を深めていたそうで、昨年3月にはツイッターに投稿した写真が大きな話題になったことも。「あまりにも素敵なフォルム」でお座りするボスくんの姿を撮影したものでした。
実はこの時、ボスくんとの交流はすでに1年近く続いていたといいます。「初めの頃は慣れる様子がまったくなく、お迎えは難しいと思っていた」とのこと。ですが、4匹の保護ねこを飼っていた飼い主さんが根気強く接し続け、昨年4月にお迎えすることができました。
お迎えの日、飼い主さんはボスくんを膝の上に抱き上げ、洗濯ネット、そしてキャリーへと入れたそう。「迎えて1年経った今でも満足に抱っこできないボスが、あの時だけどうしておとなしくしていたのか、不思議に思います」と振り返ります。その後、検査のため保護ボランティアが病院へ連れて行った際には大暴れしたとのことで、飼い主さんのおうちに行くことは“運命”だと感じていたのでしょうか。
ボスくんの警戒心の強さは家の中でも変わらず、現在も家ねことしてゆっくりとなじんでいるところだそう。おもちゃにも、これまで関心を示すことがほとんどありませんでした。
ねこ好きの甘えん坊で「みんなに甘えて毎日仲良く過ごしている」ボスくん
そんなボスくんが“リアルな魚”に抱き付く珍しい姿は、ツイッター上で大きな話題に。7万件に迫る“いいね”が集まり、同じような魚のぬいぐるみの虜になったねこたちの写真が次々と投稿されました。さらに、「両手で持ってるボスかわいい」「マタタビ100%……やべぇ」「4枚目の表情が素敵ですわ」「絶対渡さない感がすごいボス」といった声が上がっています。
ツイッターには、魚のぬいぐるみを抱えるボスくんが、近付いてきた他のねこに渡すまいと前脚で引き寄せて“ガード”する瞬間を収めた動画も。これらは購入直後の撮影ですが、飼い主さんはその後の状況について「(ぬいぐるみは)遊び終わったらしまっていますが、出す度に近付いてきて持っていきます。他のおもちゃに興味のないボスにしては珍しいです。マタタビの効果は偉大ですね」と感心した様子で明かしてくれました。
魚のぬいぐるみは譲らないものの、飼い主さんが保護当初に心配していた他のねこたちとの相性は問題なし。「思いのほかねこ好きの甘えん坊で、みんなに甘えて毎日仲良く過ごしている」とのことです。5匹のねこたちの日常はYouTubeチャンネル「コンドリア水戸」や、インスタグラム(mitoconcon)でも公開されています。今後、ボスくんをさらに夢中にさせるものが登場するかもしれませんね。
(Hint-Pot編集部)