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からだ・美容

生理の度にケンカ、閉経後の性欲…パートナーと良い関係を作るために必要なこととは

公開日:  /  更新日:

著者:yoshimi

教えてくれた人:OliviA

自分の状況を伝えて「何かできることがないか」と考えてもらう

 月経時の体調をオープンにできない、パートナーと月経について共有するのは恥ずかしい……という方もいらっしゃると思います。

 ですが、もしそれが原因で関係性の悪化を招いているのであれば、言える範囲でも伝えておくことで対策を練ることができるのではないかと思います。「健康情報として共有しておく」といったように考えてみてはいかがでしょうか。

 例えば、風邪をひいた時に「うつすといけないから会うのをやめよう」「キスはやめておこう」といった、体調を気遣うような感覚です。そういった感覚で「お腹が痛い時は温かくしよう」など、伝えておくことが、コミュニケーション不足の解消にもなるのかなと思います。

 原因も分からずイライラして八つ当たりされると、パートナーも放っておきたくなる。できるだけ顔を合わせないようにするという対応だと逆に冷たく感じてしまい、さらに情緒が不安定になることもありますよね。その原因を伝えておくことによって、パートナーにも「何かできることがないかな」と考えてもらえるかもしれません。

閉経後も性的なことに興味関心があるのはおかしなことではない

【今回のお悩み2】
「女性です。閉経後も性欲は継続するのでしょうか?」(Mさん)

 一般的には閉経後に限らず、年齢を重ねるごとに性欲は減退していくと言われています。ですが、これもやっぱり個人差があるようです。

 閉経後、子どもを作る目的ではないセックスのあり方として、肌の触れ合いを感じたいというスキンシップ欲が強くなったという方、性行為自体を楽しむようになったという方も多くいらっしゃいます。

 女性の中には「月経が終わる=女性としての魅力がなくなる」と、自信を喪失してしまう方も少なくないようです。ですが、閉経後や年齢を重ねても性的なことに興味関心があるということは、おかしなことではありません。そういう気持ちも肯定して楽しんでみてはどうでしょうか。

 若い頃と同じような楽しみ方はできないかもしれない。だからこそ、今の自分の体調やパートナーとの関係性の中で「どう楽しめるのか」という考え方にシフトしてみるといいのかもしれません。

体調管理の一環として性欲の変化もパートナーと共有する

 また、ボディイメージの変化や、閉経後に骨盤臓器脱(骨盤底の筋力が衰えて膀胱や子宮頸部などが腟口から飛び出てしまう症状)で苦しんでいる方、排泄周りのマイナートラブルがある状態で「性欲どころじゃない」という女性もいらっしゃるかと思います。

 このため、なかなか一般論で言えず「難しいな」と思う部分ではありますが、月経のお悩みと同じく、体調管理の一環としてパートナーと今の状態を共有しておくことも大事かなと思います。

 閉経前後には更年期症状が出る場合もあります。体調や気持ちの変化、性欲が上がっているのか、下がっているのか。そういった部分も含めてパートナーと共有していく方が、末永く良い関係性を続けていけるのではないでしょうか。

(yoshimi)