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今が旬のスナップエンドウ 農家がおすすめするシンプルな食べ方と保存法
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春先から初夏にかけて、格別な“甘さ”が増す旬野菜。その1つといえばマメ科エンドウ属の「スナップエンドウ」です。肉厚なさやと熟した実を丸ごと食べることができますが、さやがすぐにしんなりとしてシャキシャキ感が失われるなど、傷みやすい難点も。そこで、おいしく保存する方法と甘さを存分に楽しめる調理法を、実家が農家の男性と結婚したこばやしさんが紹介します。
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収穫最盛期のスナップエンドウ 初夏のおいしさを感じて
スナップエンドウの魅力は、噛む度に感じられるその甘さ。我が家のキッチンでは茹でると味見の手が止まらず、上げたザルから湯気とともに消えていきます。まさに畑が生んでくれる天然のおやつ。英語で「sugar snap peas」と表記することからも、その甘みの強さが読み取れるでしょう。
日本での主な生産地は鹿児島県と熊本県、愛知県です。鹿児島県での収穫は12月頃から始まりますが、関東産や東北産は春先から初夏に多く出回ります。我が家の畑でも5月は収穫最盛期で、天に伸びるスナップエンドウのつるが並んだ様子は、緑が作るタペストリーのようです。
焼いても茹でても損なわれないスナップエンドウのグリーンで、初夏を感じてみてはいかがでしょうか。
おいしいスナップエンドウの見分け方と保存法
○見分け方
さやの表面にハリがあり、肉厚のものが新鮮です。収穫から時間が経つにつれてさや全体がハリを失い、水分が抜けて乾いたような状態になっていきます。
○保存方法と期間
新聞紙かキッチンペーパーに包み、ビニール袋に入れて野菜室で保管します。鮮度が落ちやすいため、なるべく早く調理しましょう。約1週間以内に食べ切ることをおすすめします。
○冷凍保存
すぐに調理できない場合は冷凍保存を。ヘタを取り除き、固めに塩茹でしたものをジッパー付きの袋などに入れて冷凍庫で保管しましょう。冷凍保存の目安期間は約1か月です。