“王室引退”や暴露インタビューにとどまらず、米俳優のポッドキャスト番組、そしてApple TV+のドキュメンタリーシリーズで王室批判を続けるヘンリー王子。妻メーガン妃とともに英国では好感度が下落し続け、称号返上の声も高まっている。そんな中ついに、王子に称号使用の一時停止を求める署名運動を行う人物が現れた。

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称号を使用しなければ誰も傷付かないと王室作家

　英大衆紙「デイリー・スター」が掲載した記事によると、ヘンリー王子に称号使用の一時停止を求める署名運動を起こしたのは、王室作家のレディ・コリン・キャンベル氏。王室内に独自の情報ソースを持つことで知られ、昨年はヘンリー王子に関する「Meghan And Harry：The Real Story（メーガンとハリー：真実の物語）」を上梓し高い評価を受けた。

　キャンベル氏は今回の運動をオンライン署名サイト「Change.org」を通じて実施。同紙に対し、署名運動を起こした理由を「多くの人たちと話し合った上で正しいこと、これこそベストの解決策だと思いました」と説明しているという。

　さらに、称号の使用を停止することで「影響を気にせず自由な立場から発言できます」とし、王室や英国民だけでなく、王子自身を含めこれ以上誰も傷付かずに済むとの見方を示した。

　一方で、「ハリー（ヘンリー王子）は称号がなくてもビッグな存在。称号なんて必要ありません」とも語り、称号の使用を停止したとしても現在の活躍に支障をきたすことはないともみているという。

　ちなみに、同紙が報じた時点でキャンベル氏の呼びかけに2万1000人以上が署名。「レディ」の称号を持つ著名な王室作家が起こした運動は今後どのような展開を見せるのか――。ファンは目が離せなくなりそうだ。

（イギリス・森昌利/Masatoshi Mori）