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ヘンリー王子をシャットアウトすると「悲劇的な事態」に? 王室が強く出ない理由とは

著者:森 昌利

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ヘンリー王子【写真:AP】
ヘンリー王子【写真:AP】

「静かな人生を過ごしたい」「プライバシーを守りたい」と“王室引退”したが、メーガン妃の母国・米国への移住後も依然として注目を集めているヘンリー王子。3月放送のインタビューや5月配信のポッドキャスト、ドキュメンタリーシリーズでは王室に関する暴露や非難を繰り返し、英国民は憤激している。一時は王室内でもエリザベス女王に次ぐ人気者だった王子も好感度が急降下し、さらには称号返上を求める声も大きい。ところが王室はそんな王子に対して沈黙を守り、状況を静観するばかり。王室専門家によると、こうした対応には大きな理由が隠されているという。

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「ロンドンの家族は彼のメンタルヘルスを非常に心配している」

 2017年にヘンリー王子の公式伝記本「Harry:Conversations with the Prince(ハリー:王子との会話)」を上梓したアンジェラ・レヴィン氏。取材のためヘンリー王子から直接話を聞いた人物だが、英大衆紙「デイリー・スター」が掲載した記事によると、先日ツイッターに投稿した一文が話題になっているという。

 王子を1年間取材し、その素顔を熟知する同氏は「私の視点からすると、ハリー(ヘンリー王子の愛称)のロンドンの家族(王室)は彼のメンタルヘルスを非常に心配しており、関係を完全にシャットアウトした場合、悲劇的な事態を引き起こすと考えているようです」とツイート。王室は王子の精神面を憂慮しているため、例えば称号返上や王室追放といった“厳しい処置”を行わないのではないかと示唆した。

 確かに、英国民の間で好感度が下がり、英メディアでも批判の的になっているにもかかわらず、王室非難を止めない王子の意図には疑問も多いだろう。“厳しい処置”で大きなショックを受けた場合、メンタルヘルスにどのような影響を及ぼすのだろうか。

 レヴィン氏はこのツイートを、別の人物がツイートした記事へのリツイートとして投稿。その記事とは、キャサリン妃が3月のインタビュー放送前、ヘンリー王子夫妻を王室へ引き戻すタイミングに「遅すぎることはない」と友人に告げたとするもので、「以前はそうですが、今は?」との文言が添えられていた。レヴィン氏のツイートはこれに対する“返答”と受け止めることもできる。

(イギリス・森昌利/Masatoshi Mori)