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蚊を自然の力で撃退 ナチュラリストが感銘を受けた米ワシントン州の循環型生活

著者:小田島 勢子

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暮らしの循環で重要な鶏【写真:小田島勢子】
暮らしの循環で重要な鶏【写真:小田島勢子】

 米ロサンゼルスの片田舎で夫と娘3人、鶏、豚、犬たちと自然に囲まれた生活を送る小田島勢子さん。発酵食品作りの講師をはじめ、創作料理のケータリングやプロアスリートの身体作りアドバイザーなど、さまざまな分野で活躍しています。米国のコロナ関連規制が徐々に緩和される中、遠方の友人宅で見た“循環型の生活”に感銘を受け、自然と共生する生活の素晴らしさに改めて気付いたそう。今回はその様子と、オーガニックな蚊の対策方法もご紹介します。

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季節の違いを感じながら家族でワシントンへ

 ロサンゼルスでは今月からすべてのお店や活動がオープンになり、マスクを着用する人も減って、町全体が活気にあふれてきました。子どもたちは9月から約1年半ぶりに通常登校が始まる予定で、2か月半の夏休みを目前に今から学校生活をとても楽しみにしている様子。

 少し前になりますが、子どもたちの春休みを利用して、友人が住むワシントン州へ1週間の家族旅行をしてきました。今日はその友人の無駄なエネルギーを減らしたサステイナブルな暮らし方を、ほんの少しだけれどご紹介したいと思います。

 私たち夫婦の古い友人、ゲイブが住むシアトル郊外を目指し車で出発。これまでは飛行機を使っていましたが、コロナの影響もあり今回は陸路での行程となりました。

 ロサンゼルスからワシントン州までの走行距離は、北に約2000キロ。カリフォルニアからひたすら北上し、オレゴン州を抜けてワシントン州に入ります。

 自宅からGPSを使った到着予想時刻は出発の20時間後。さすがに夜通しの運転はつらいため、行きはオレゴン州のユージーンで、帰りはカリフォルニア州のシャスタで宿を取りました。

 北上すると季節は逆戻り。ロサンゼルス州では見頃を終えたマスタードや桜の花が、オレゴン州やワシントン州では満開で、ひたすら目的地へ向かう私たちの心にゆとりを与えてくれました。出発時は半袖だった私たちですが、シアトルにある森の家に到着した頃にはすっかりニットキャップとダウンを着込んだ姿に。