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ダイアナ元妃の元愛車 ファンが誰にも言わず20年間所有 オークションでついに“所在判明”
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フランス・パリでの逝去から四半世紀近く経つが、現在も高い人気を誇る“民衆のプリンセス”ダイアナ元妃。ケンジントン宮殿で開催中の展覧会ではウェディングドレスに大きな注目が集まるなど、愛用アイテムがトピックスになることも多い。今回話題になっているものは、オークションへの出品が決まったかつての愛車だ。元妃のファンを自称する所有者が、長らく所在不明とされていた経緯について明かした。
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現在のオーナーが20年間愛用 そろそろ「売り時」と判断
チャールズ皇太子から婚約のプレゼントとして元妃に贈られた車、フォード・エスコートのマーク3ギア。英大衆紙「ザ・サン」によると、1981年の5月から1982年の8月にかけて皇太子と会う際などに乗っていたものだという。だが1982年、長男ウイリアム王子出産の2か月後に手放し、以後は所在不明になっていた。
同紙によると、1995年にアンティークディーラーが娘の誕生日プレゼントとして6000ポンド(約93万円)で購入。次に英ハートフォードシャーで暮らす現オーナーの元へ渡ったという。
現オーナーは匿名を条件にコメント。この車は自身にとって初めての愛車だったそうで、かつて元妃が所有していたことはもちろん知っていたという。「それがこの車を手に入れたかった理由です。私は彼女の大ファンでしたから」とストレートに明かしたが、これまで周囲の誰にも話していなかったそうだ。
購入は約20年前。以降は実際に使用しており、現在までの走行距離は8万3000マイル(約13万4000キロ)に達した。特に不具合などはないそうだが、そろそろ「売り時」だと感じ、オークション出品に至ったという。
この車は英エセックスのオークションハウス「リーマン・ダンシー」から出品が予定されており、予想落札価格額は4万ポンド(約619万円)。担当者によると、現オーナーは元妃の愛車だった事実をなかなか明かそうとしなかったそうだ。「それを知っているのは自分だけという事実をとても気に入っていのでしょう」と語っている。
ちなみにこの車、ボンネットには元妃の姉レディ・サラ・スペンサー氏から贈られたカエルのマスコットが付けられていたという。「キスでカエルが王子に変わる」というおとぎ話にちなんだものだそうで、現在はレプリカが付けられているそうだ。
(Hint-Pot編集部)