英国王室主催の競馬レース「ロイヤルアスコット」が現地時間15日に開幕した。昨年はコロナ禍により史上初の無観客開催だったが、今年は華やかな衣装に身を包んだ観客の姿が。チャールズ皇太子夫妻ら王室メンバーも姿を見せたが、伝統と格式が重んじられるイベントだけに、当然ながら厳格なドレスコードを守ったコーディネートに。だが、今年に関してはある“新登場アイテム”も話題になっている。

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マスクが必須のドレスコードに

　毎年6月に英バークシャー州のアスコット競馬場で開催される「ロイヤルアスコット」。300年以上の歴史を誇り、スポーツと上流階級のファッション、伝統が融合したイベントとして、英社交界では夏の風物詩になっている。

　日中の野外イベントだが、当然ながら厳格なドレスコードが存在する。ロイヤル席に入る場合、男性はモーニングとシルクハットを、女性はフォーマルドレスと帽子を着用しなければならず、一般客も男性はスーツ、女性は華やかな帽子とドレスの着用が必須だ。

　有観客開催となった今年は、ドレスコードに追加事項があった。それはコロナ禍を受けての“マスク着用”。英大衆紙「デイリー・メール」によると、ただ着用すれば良いわけではなく、帽子やチョッキのセレクトと同様に“趣向を凝らした”ものが求められたそうだ。

マッチさせたカミラ夫人とソフィー妃　アン王女は…

　この“趣向を凝らした”マスクはもちろん、王室メンバーも例外ではない。「メール」紙は、カミラ夫人、ソフィー妃、そしてアン王女のマスクに注目した。

　カミラ夫人は当日、パステルブルーのストライプドレスを披露。マスクも同じカラーパターンでカスタマイズされたものだった。また、エレガントなパールサテンのガウンに身を包んだソフィー妃
もマスクを同色でマッチさせ、全体的にシックな印象にまとめた。

　ドレスやガウンと同色で合わせた2人に対し、興味深かったのはアン王女のチョイス。何とこちらは、白地にカラフルな騎手の勝負服がいくつもプリントされたユニークなもの。同紙によると、負傷した騎手とその家族を救済する基金が製作したチャリティマスクだという。

　来場者の華麗なコーディネートが会場に華を添えるロイヤルアスコット。未だコロナ禍にある今年は、マスクでも見どころが多かったようだ。

（Hint-Pot編集部）