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ヘンリー王子夫妻へ 「沈黙を破った」エドワード王子がインタビューで語ったこととは

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

エドワード王子【写真:Getty Images】
エドワード王子【写真:Getty Images】

 エリザベス女王の三男エドワード王子。最近ではヘンリー王子夫妻の暴露インタビューについての発言が注目を集め、妻ソフィー妃とともにその存在感が増している。そんなエドワード王子はこのほど、米テレビ局「CNN」のインタビューに出演。悪化の一途をたどっているヘンリー王子夫妻と王室の関係に触れた他、亡き最愛の父フィリップ殿下の人柄などを語り、話題になっている。

 ◇ ◇ ◇

珍しいインタビューでヘンリー王子夫妻と王室の関係に言及

“王室引退”後から繰り広げられている暴露や批判によって、ヘンリー王子夫妻と王室の間の亀裂は今なお深まり続けている。これまでに一部の専門家が王室は夫妻に「愛想を尽かしている」などと“本音を代弁”することはあっても、王室は基本的には「黙して語らず」のスタンスを維持。1936年にエリザベス王妃(クイーン・マザー)が定めたメディア対応ポリシー、「決して文句を言わず、説明もしない」が守られ続けている。

 そのスタンスが揺らいだ瞬間があったとしたら、それは3月の暴露インタビュー直後にウイリアム王子が短く反論した程度だ。

 しかしエドワード王子はこの度、出演そのものが珍しいテレビインタビューで、ヘンリー王子夫妻と王室の関係性について言及。英大衆紙「デイリー・エクスプレス」は「沈黙を破った」として、同局ロンドン特派員のマックス・フォスター氏に語った内容をハイライトで伝えている。

 まず、エドワード王子は家族の不和について「誰にとっても頭の痛い問題です。しかし、それが家族というものでしょう」と一言。

 夫妻が批判の対象とする王室生活についても夫妻なりに重圧や苦しみがあったとする一方、「私たちは全員、それぞれの方法でそのようなことに折り合いをつけてきました」と述べ、避けられない宿命であるとの見方を示した。

 また、“王室引退”に関しては「大変難しいものだったと思います」と夫妻の決断を尊重。「今は2人の幸運を祈っています」と語り、あくまで大切な家族の一員として見守っているとした。

 インタビューでは夫妻の第2子長女リリベットちゃんに話が及ぶ場面も。リリベットちゃん誕生については「とても素晴らしいニュースです。家族が幸せになるようにと願っています」と述べ、やはりここでも「私たちは家族」との姿勢を崩さなかった。

「100歳まで生きることを望んでいなかったのでは」

 ヘンリー王子夫妻と王室の関係性に加え、エドワード王子はインタビューで最愛の父フィリップ殿下についても語った。

 殿下の逝去後、王室が深い悲しみに包まれたことは想像にかたくないが、その中でエリザベス女王の様子について尋ねられると「驚くほど毅然としていました」と回答。そして、公務を優先する生活については「悲しみへの対処を助けてくれています」と述べた。

 エドワード王子といえば、フィリップ殿下が公務から退いた2017年より「エディンバラ公賞」を引き継いだだけでなく、チャールズ皇太子が英国王となれば「エディンバラ公爵」の称号を受け継ぐとされるなど、父とのつながりが特に強い王室メンバー。そのためか、王子の話は殿下の人柄にも。

 73年間の結婚生活と69年間の治世を通じて、献身的に女王を支えてきたその人柄について、王子は「信じられないほど控えめ」と表現。ただし、殿下の死後までその魅力的なキャラクターがすべての人に伝わらなかったとし、「もう遅すぎます」という言葉で惜しんだ。

 そして、存命であれば6月10日に殿下が100歳の誕生日を迎えていたことについても、実現していればどうだったかということを推察した。

 やはりこれに関しては、その控えめな性格から殿下が「100歳を記念したお祭り騒ぎを望んでいなかった」と予想。また、お祭り騒ぎを予想してとのことなのか、「必ずしも100歳まで生きることを望んでいなかったのではないかと思います」と興味深い一言も残している。

(Hint-Pot編集部)