ねこちゃんが興奮して遊ぶと大人気の魚型おもちゃ。「我が家の愛猫もきっと喜んでくれるはず！」と期待に胸を膨らませても、残念ながら予想した反応を得られるとは限らないようです……。ツイッター上ではこのほど、買い与えたおもちゃに“ドライすぎる”リアクションを示すねこが話題に。飼い主のゆきお@グーニーズ大阪日本橋店（@goonies2222）さんに話を伺いました。

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「ワクワクは届いた箱を開けるまでがピークでした」

「いや、ちょっとくらい何か反応してあげないと。さすがにおもちゃでもここまで無視されたら死にたくなると思う」

　思わず嘆きの言葉を投稿してしまった飼い主のゆきおさん。だらんと寝そべり、電動でぴくぴくと動く魚型おもちゃを力なく見つめる茶白のスコティッシュフォールドは、12歳の男の子「きのこ」くんです。噂に聞いていた興奮して遊ぶ姿からはほど遠く、「我関せず」といった様子。むしろ、おもちゃが「一緒に遊ぼうよ！」と頑張って誘っているようにも見えてきました……。

　きのこくんは、小さな頃から落ち着いた性格だったそう。一緒に暮らす2匹の兄弟ねこと遊ぶことはあっても、アクティブに動く姿は珍しいそうです。そんなきのこくんの日課は、毎朝キャットタワーに登って朝日を浴びること。

　ゆきおさんはインターネットでこの電動おもちゃを見つけた時、「飛び跳ねて遊ぶ、若々しいきのこが見られるんじゃない!?」と期待に胸を膨らませて、即購入。届いたおもちゃをさっそく充電して、寝そべっていたきのこくんの目の前にそっと置いてみたのです。

　しかし、ゆきおさんの期待は数秒で無残に砕け散りました。床に寝そべりながら、跳ねる魚を「で、何だ？」とでも言いたげな顔で見つめるきのこくん。中に戦国武将が入っているのかと思うほどの平常心です。見ている側はきのこ殿に弟子入りしたい気持ちにも……。

　このリアクションにゆきおさんは「私のワクワクは届いた箱を開けるまでがピークでした」と苦笑い。ちなみに兄弟ねこ2匹は、怖がって近付くことすらできなかったそう。

　その後も何度かきのこくんの前におもちゃを置きましたが、目を向けないどころか迷惑そうな顔までする始末。さらに最近は平常心を極めた結果なのか、電池を切って置いておくと枕にして寝るという実用的用途で楽しむようになりました。

　この動画がツイッターで公開されると大きな話題に。1.4万件もの“いいね”が付いた他、リプライ欄には「やっぱ匂いがないとダメかw」「無反応にもほどがあるwww」「ガン無視」「声出して笑ったwww」「そのマイペース感が、大好き」など、さまざまな反応が寄せられました。

　ちなみに、マイペースで落ち着いているきのこくんにも、テンションが思わず上がってしまう瞬間があります。それは、お外への散歩。この時ばかりは「フン！　フン！」と鼻息荒くリードを引っ張っていくそうで、その力強い足取りは「小型犬かな？」と感じてしまうほどなのだとか。

　オンとオフがとにかくはっきりしているきのこくん。これからもマイペースに毎日を充実させていってほしいですね。

（Hint-Pot編集部）