どうぶつ
保護ねこがキャリーバッグに“籠城”した理由とは へばり付いた姿に7万人悶絶
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ねこちゃんにとって初めての動物病院は、人間が考える以上に“恐怖体験”なのかもしれません。ツイッター上ではこのほど、病院帰りの子ねこがキャリーバッグの中でへばり付いている一枚が大きな話題に。その姿は何よりも子ねこの心情を如実に物語っているようです。投稿者のいちか(@5y2jd5hT4CCECEv)さんに話を伺いました。
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キャリーバッグから出てこないと思い中を覗くと…
キャリーバッグの奥でちょこんと2本足で立っているキジ白の子ねこ。生後約2か月の女の子、「いっちゃん」です。その小さな姿は何とも愛らしいですが、表情をよく見ると“怯え”が……。
写真は動物病院からの帰宅後に撮影した一コマ。このバッグの中には元々3匹が入っていて、ケージに戻している最中に「あれ、ラスト1匹がいない!?」と気付いたそう。そこでバッグの中を慌てて確認したところ、怯えた様子のいっちゃんが一番奥にへばり付いていました。
その姿はバッグの中に籠城しようとしているようにも見えて少々シュール。さすがにいちかさんも「正直なところあまりにもおかしくて思わず撮影してしまいました」と語ります。その後も様子を見ましたが、バッグから出てくる様子がなく、最後は「ごめんね」と言いながらも強制的にいっちゃんを抱き上げて引っ張り出したのでした。
今回の写真がツイッターで公開されると、7.2万件もの“いいね”が付くなど大きな話題に。また、リプライ欄には「病院、頑張って偉かったね」「怖くないよ出ておいで」「もう大丈夫だよ~」などいっちゃんを心配する声が寄せられた他、「怖くてかわいそうにって思うのに、顔がにやけるほどかわいい……矛盾」「これは悶絶するかわいさ」「控えめに言って、たまらなくかわいすぎる」とメロメロになる人が続出しました。
保護活動中に出逢った6匹 今後は新たな飼い主さんの元へ
この度、いっちゃんを動物病院へと連れて行ったいちかさんですが、実は元保護ねこ6匹の飼い主さん。10歳の男の子「シンバ」くんと「シロベ」くん、10歳の女の子「ナラ」ちゃん、7歳の女の子「スモモ」ちゃん、6歳の男の子「大和」くん、4歳の女の子「クー」ちゃんとともに暮らしています。
大所帯の元保護ねこと暮らすに至った理由は、いちかさんがねこの保護活動を始めたことにあります。
ある日、実家のベランダで野良ねこが子育てをしている姿を目にしたいちかさんは友人に相談。すると、ねこの保護活動してる知人を紹介され、子ねこの保護や里親探しを手伝ってもらったそう。この縁がきっかけとなって、その後はいちかさん自らがねこの保護活動を行うようになったといいます。
今回のいっちゃんとの出逢いも活動を通して生まれたものでした。ある日、保護活動をしていたいちかさんは活動地域の住民から「うちの庭にも(ねこが)いるので連れて行ってもらえないか」と声をかけられたそう。
そうして足を運ぶと何と6匹もの子ねこが。その中の1匹が今回大きな話題になったいっちゃんでした。ここまで多くの子ねこがいたのは想定外だったそうですが、もちろん全匹お迎えすることに。
6匹の子ねこたちの今後をお聞きしたところ、「里親募集をかけます」とのこと。いちかさんによって救われたそれぞれが、新たな飼い主さんの元へ無事に引き取られ、幸せになることを願いたいものです。
(Hint-Pot編集部)