育児・家族

「今やろうと思ってたのに」 反発する家族をやる気にさせる方法とは

著者:和栗 恵

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自主的に動いてくれる家族、その秘訣とは?(写真はイメージ)【写真:写真AC】
自主的に動いてくれる家族、その秘訣とは?(写真はイメージ)【写真:写真AC】

「部屋の掃除はしたの?」「早くお風呂に入って!」――そんな“お願い”をした時に「今やろうと思ってたのに(やりたくなくなった)!」「いちいちうるさく言わないで!」と、反抗してくる家族。そんな時、あなたはどのように対応していますか? 今回は、そうした状況を逆手に取り、うまく家族を操縦しているという女性たちが実践する、賢い「対応術」をお聞きしました。

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家事に非協力な夫を変えたのは「させない」こと

 先ほど挙げた例はもちろん、「宿題したの?」「少しは家事を手伝って!」と、他人から強制されると反発したくなる気持ちを、「心理的リアクタンス」というそうです。「後でやるから」と言ってはダラダラして翌日になるまで何もしない夫や、「言われなければやるのに!」と文句を言いつつゲームやSNSに夢中になっている子どもへの対処に苦労している方も多いのではないでしょうか。

 東京都在住の乃里さん(仮名・42歳)は、結婚して15年。少年のような心を持つ夫に惹かれ結婚しましたが、心理的リアクタンスによる反応に辟易することがありました。そこで乃里さんが考えたのは、強気で押しまくるというテクニックだといいます。

「共働きの我が家は、家事を分担しています。夫は洗濯の担当なのですが、なかなかやろうとしない時に声をかけると『今やろうとしてたのに!』と、返さずにはいられないようで……」

 新婚の頃は「口うるさく言う私が悪いのかな?」と思い、なるべく声をかけずにいたそう。ところが言わなければ夫は洗濯どころか、自分が使った食器を下げることすらしません。そのため、どうしても口うるさく言わざるを得ない状況になってしまいました。さすがに困った乃里さんでしたが、実にシンプルな対応で夫を変えたといいます。

「夫に『じゃあ、あなたはもう二度と洗濯をしないでね。私が洗うから絶対に手を出さないでね』と言って、夫が洗濯することを禁止し、限界まで洗濯物を溜めてみたんです。予備の下着がなくなってきたらしく焦った夫が途中で洗濯をしようとしても『私がやるって言ってるでしょ。私の決めたスケジュールでやるんだから放っておいて』とピシャリ。そうこうするうちに『ごめん。俺がちゃんとするから洗濯させて……』と夫の方が折れました」

 その後、夫はさすがに懲りたのか3日に1度は洗濯機を回すようになり、乃里さんが言わなくても自分が使ったコップやお皿を洗うなど、自ら進んで家事をするようになったといいます。