海外ニュース
エリザベス女王 在位70周年式典にヘンリー王子夫妻を招待も“見せ場”には姿なし?
公開日: / 更新日:
メーガン妃ヘンリー王子エリザベス女王森昌利ロイヤルファミリー
1952年2月6日、父ジョージ6世の崩御を受け25歳の若さで即位したエリザベス女王。それから来年でついに在位70周年(プラチナ・ジュビリー)を迎える。その世紀の祝典に、女王は寛大にも“王室引退”したヘンリー王子とメーガン妃夫妻を招待したという。
◇ ◇ ◇
ヘンリー王子夫妻はバルコニーに並ぶメンバーの上位に来ないと関係者
毎年6月に開催されるエリザベス女王の公式誕生日を祝う恒例行事「トゥルーピング・ザ・カラー」。来年は女王の即位70周年も兼ねて、盛大な祝典になる予定だという。英国政府はすでに同月2日から5日までの4日間を特別祭日に指定するなど、まさに国を挙げて女王の偉大な業績を祝うことが決まっている。
国内外の複数メディアが報じたところによると、王室を引退したヘンリー王子夫妻は、世界が注目するこの祭典に招待されているという。
しかし、祝典に関してはまだ不明な点も。英大衆紙「デイリー・メール」の日曜版「メール・オン・サンデー」によると、バッキンガム宮殿のバルコニーから英空軍による儀礼飛行「フライパスト」を観賞するイベントに、ヘンリー王子夫妻が現れるかは決まっていないそうだ。王室メンバーが一堂に会すこともあってトゥルーピング・ザ・カラー最大の見せ場となる。
同紙はさらに、祝典の計画について知る関係者の証言も紹介。その関係者は「最終的な人選はもっと式典が近くなって行われることになっていますが、バルコニーに並ぶ王室メンバーは限られています。そのため、王室の正式メンバーがヘンリー王子夫妻よりもリストの上位に来ることになるでしょう」と語り、2人が祝典の見せ場に姿を見せないだろうと予想した。
ただしこうなると、同紙は夫妻のサポーター(ファン)が「黙っていない」としている。また王室を引退したとはいえ、王子は今も王位継承順位6位の立場。次期英国王直系の次男夫婦がバルコニーに登場できないとなれば、王室内の“平等”には神経質なメーガン妃はどのような反応を示すのか。
まだ1年近く時間が残されているものの、女王をはじめとするロイヤルファミリーと王室関係者にとって、王子夫妻のバルコニー問題は今後の課題であると同時に、大きな頭痛の種にもなりそうである。
(イギリス・森昌利/Masatoshi Mori)