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キャサリン妃がヒント ウィンブルドン歴代ファッションで学ぶ夏の上品カジュアル
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夏ムード全開のドット柄はデザインでエレガンスをプラス
季節を問わないモチーフだが、暑い時期は最高の夏ムードを発揮してくれるドット柄。妃はカジュアルさを強調しすぎないよう、デザインに配慮しているようだ。
18年7月14日の「ジェニー・パッカム」はオーダーメイドだけあり、細部への配慮が見事。軽やかなフレンチスリーブと左胸やウエスト部分に施されたギャザーは、優雅なイメージを演出している。また17年7月3日の「ドルチェ&ガッバーナ」は、モノトーンのドットとデコルテを美しく見せるスクエアネックが特徴。また七分丈袖は露出を控えつつも抜け感が加わり洗練されて見える。
ドット以外の柄物なら、16年7月10日の「アレキサンダー・マックイーン」をチェック。白地にチョウや貝殻のモチーフを並べた柄だが、配列と色合いで遠目に見るとレトロ&フォークロア風にも見える。こうした仕掛けがあるデザインは、周囲の人の目も楽しませてくれるだろう。
また、14年7月6日の「ジョナサン・サンダース」はターコイズとグリーンのスクエア柄。レトロなムードを加えることで、逆にスタイリッシュなイメージが強まっている。
夏だからこそのホワイトはディテールが決め手
美しい日差しを受けて輝く白も、夏のドレスにぴったりなカラー。ウィンブルドンでの妃もセレクト回数が多い。ただしもちろん、同じホワイトでもイメージは大きく異なっている。
11年6月27日のストラップショルダードレスは「テンパリー ロンドン」。プリーツ地の3段ティアードで、バックスタイルもショルダー部に切れ込みが入った、ディテールに凝ったデザイン。当時はウイリアム王子とのロイヤルウェディングから2か月足らずとあって、ホワイトが妃の初々しさをうまく引き立てているようにも?
「キャサリン・ウォーカー」の花柄ドレスは17年7月16日。こちらはマルチカラーの花々が裾から生えているかのように、ウエストにかけて部分プリントされたデザイン。オールホワイトや総柄プリントではシルエットが大きく見えがちだが、メリハリが効いており細見え効果も期待できそう。
今回ご紹介したもの以外にも、多数の夏ドレスを披露している妃。セレクトも素晴らしいが、並ぶ写真に共通しているものは親しみやすい笑顔だ。夏のドレスコーデを仕上げるアイテムはやはり、快活さとスマイルだと言ってもいいだろう。
(Hint-Pot編集部)