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メーガン妃とヘンリー王子 兄夫妻と対等に 独自の広報官を持てなかったことに憤慨
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英メディアによるメーガン妃へのバッシングと王室内での妃の孤立。昨年1月にヘンリー王子夫妻が突然公表した“王室引退”について、実際に決意した理由は大きくこの2つと言われている。しかし、英テレビ番組に出演した王室記者が、夫妻の不満は「他にもあった」と証言した。王子夫妻はウイリアム王子夫妻と同じくケンジントン宮殿の敷地内に暮らしていたが、割り当てられた部屋の小ささに怒っていたという。そして兄一家との平等を訴えてウィンザー城敷地内のフロッグモア・コテージに転居したと報じられたが、この転居をきっかけにしてさらなる不満を募らせたようだ。
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エリザベス女王とチャールズ皇太子から「NO」
英大衆紙「デイリー・エクスプレス」が掲載した記事によると、ヘンリー王子とメーガン妃は王室主要メンバーだった頃、夫妻専用の広報チームを雇い入れ、独自の広報活動を行う意向を示していた。ところがエリザベス女王とチャールズ皇太子はこれに反対。意向が実現しなかったことに不満を抱いていたという。
これは英高級紙「テレグラフ」の王室ジャーナリスト、カミラ・トミニー氏が、英民放ITVのドキュメンタリー番組「Harry and William: What Went Wrong? (ハリーとウイリアム:何が悪かった?)」で明かしたもの。
ヘンリー王子夫妻は結婚から1年も経たずにウイリアム王子夫妻と袂を分かち、ケンジントン宮殿から退去したことを契機に、独自の広報チームを立ち上げようとしていたという。
「女王とチャールズ皇太子は『いや、我々が君たちのことを管理する』と言ってきたのです」
そしてトミニー氏は「この決定が2人の“王室引退”の引き金にもなった」とも指摘する。その根拠として挙げたのは、3月に放送された暴露インタビューで夫妻が行った発言だ。
「サセックス公爵(ヘンリー王子)家は(3月の暴露インタビュー内で)再び『ケンブリッジ公爵(ウイリアム王子)家が持っているものを、私たちも持つことができないのか? 私たちは対等な立場であるべきだ』と言っているからです」
妃は同インタビュー内で王室が英メディアからの中傷的な記事に反論することを許さなかったと語っていた。このことからも、独自の広報官を持つことができなかったことが“メグジット”につながったことは容易に想像できるだろう。
(イギリス・森昌利/Masatoshi Mori)