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新居ではなく義実家に“帰宅”!? 一人暮らし経験がない夫との仰天生活 1年で離婚決意も
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共働き世帯が多くなり、円満な家庭のためにも大切とされているポイントが家事分担。民間企業の調査によると、「一通り家事ができる」という男性の8割以上が「結婚前に一人暮らしの経験がある」と回答しました。その一方で、できない男性の約5割は「一人暮らし経験なし」。また、一人暮らし経験の有無が結婚後の家事スキルに影響する事実は、女性も同様でしょう。今回は一人暮らし経験のないパートナーとの結婚で苦労したという体験談をお聞きしました。
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新居に行ったら義母が生活!? 1年で離婚を決意
近畿地方在住の麻由美さん(仮名・45歳)は、30代前半で8歳年上の男性と結婚。しかしその後、わずか1年で離婚をした経験があります。「もう結婚はこりごり」と語る麻由美さん。当時を思い出す度に「1人って、天国!」と思わざるを得ないそうです。
麻由美さんと元夫との出会いはお見合いでした。親族からの紹介で双方の両親が乗り気だったこともあり、結婚を決心。お互いの住んでいる場所が遠いことから、とんとん拍子で話が進んでいきました。
元夫が都内の持ち家に住んでいたため、新婚生活はその家でスタートすることに。都心のターミナル駅から徒歩すぐの好立地にあると聞き、麻由美さんは胸を躍らせました。
しかし結婚式まで1週間を切った頃、驚きの事実が発覚。麻由美さんが元夫の家へと荷物を運び入れに行くと、そこには義理の両親の姿がありました。しかも、単に遊びに来たというわけでもなく、そこで生活をしている様子だったのです。
「お見合いの時には、別で暮らしていると聞いていたんです。それに同居するという話も聞いていませんでした。彼に問いただすと『君は共働きを希望しているから、家事をする人がいないと困るでしょ』と……」
元夫はその家を購入するまで1度も実家を出たことがなく、引っ越してからは母親が泊まりで通い、家事をしてくれていたそう。しかも、元夫自身が結婚を望んでいたわけでなく、元義母が「死ぬまでに孫の顔が見たい」と言ったことが理由だったと白状しました。
すぐに麻由美さんは気心の知れた友人たちに相談。「絶対に結婚しない方がいい」と口を揃えて言われましたが、式の日取りが迫って喜ぶ両親や祖父母を見ると決断し切れず、予定通り結婚することになりました。
「新婚生活はうまくいきませんでした。義母は悪い人ではないのですが、あれこれ押し付けがましい世話焼きタイプで、それがもうウザったくて……。そして元夫も何かあれば『だってお母さんが』とそればかりで……」
義母の顔色を一生うかがって生活することを考えると途端に耐えられなくなり、麻由美さんは離婚を申し入れました。
「元義母からは追いすがられましたが、元夫はあっさりと離婚に賛成してくれました。私より母親と暮らす方が彼にとっては幸せなのでしょう。『なぜ結婚式の直前に友人のアドバイスを受け入れなかったのか』と、今でも思い出す度に当時の自分を思いっきり張り倒したい気分になります」