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新居ではなく義実家に“帰宅”!? 一人暮らし経験がない夫との仰天生活 1年で離婚決意も
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一人暮らし歴詐称!? 親離れできていない夫との謎生活
関東地方在住の佳穂子さん(仮名・33歳)は、結婚2年目の新婚さん。しかしすでに、夫との生活には行き詰まっているといいます。
交際を始めて間もない頃、佳穂子さんは当時まだ彼氏だった夫とともに友人カップルと食事をしました。その際に彼氏以外は全員一人暮らしだったことから、“一人暮らしあるある”話で盛り上がったそう。すると、彼氏も「分かる分かる!」と共感して自ら話題を振るなど、過去に一人暮らしをしたことがあるような口ぶりで会話に参加しました。
その後も折に触れて、「一人暮らしをしたことがある」と話していた彼氏。それから数年後に婚約し、結婚後は家事と家計を折半することに決めました。そうして2人での生活が現実味を帯びてきた頃、分担を話し合っているうちに嘘をついていたことが判明したのです。
「洗濯や掃除をお願いしても『やったことがないからできない』って言うんです。実は義両親が旅行で家を空けた1週間ほどの間、実家で1人きりだったことを『一人暮らし』と言っていたと暴露されました。食事は外食やコンビニ、お風呂はシャワーのみ。洗濯も溜めっぱなしだったようで唖然としてしまいました」
これだけならまだ「しょうがないなぁ」で済むかもしれませんが、結婚後の生活はひどいものでした。夫の強い希望で義実家から歩いてそう遠くない場所にマンションを借りましたが、夫はなぜか仕事が終わると毎晩義実家へ。そのまま食事をして風呂に入り、『眠くなったからこっちで寝るわ』と、新居にまったく帰ってこなくなってしまったのです。
そうして、朝の出勤前にふらりと新居に戻ってきた夫から洗濯物だけを渡される生活が4か月続きました。夫が一向に生活スタイルを変えようとしないため、佳穂子さんは義母に相談してみることに。すると義母も「結婚したのに何で毎晩うちにいるのかしらって、不思議に思っていたのよねぇ」と首を傾げたそうです。
「結局その後、夫の強い要望もあり義実家で同居することに。すると、同居を始めた途端に夫が赤ちゃん返りしてしまったようで、家事どころか自分の身の回りのことすら何もやらなくなってしまって……」
その後、時間をかけて少しずつ家事を教えたところ、夫は少しずつ協力的になっていったそう。
「まだまだ親離れできてはいませんが、昔よりはだいぶ良くなっています。家事自体を教えることよりも、夫の意識を変えることの方が大変だったと思います。嘘には驚きましたが、一人暮らしをしたことがあっても家事ができなかったり、そもそも分担する気がなかったりする人もいるわけで……。実際のところ一人暮らし経験の有無はそれほど重要ではないかなと。夫の意識改革をこれからも頑張ろうと思います」
「結婚相手は一人暮らしを経験したことがある人がいい」というアドバイスをよく聞きます。しかし、経験の有無よりも配偶者への思いやりと尊重する姿勢があるかを見極めることの方が、もっと大切なのかもしれません。
(和栗 恵)