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どうぶつ

“ニャン体動物”現る 設置から3分でフェンスをすり抜ける姿に5万人驚愕「テレポート?」

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

アメリカで出逢った思い出のねこの名前が由来に

なぜかルンバ侵入防止用のベッド下の柵の中にはおとなしく収まるそう【写真提供:おみゆ(@omiyucp)さん】
なぜかルンバ侵入防止用のベッド下の柵の中にはおとなしく収まるそう【写真提供:おみゆ(@omiyucp)さん】

 実際会いに行ってみると、ミュージーちゃんは訪問者をまったく気にする様子もなく、床で丸まってずっと眠り続けていたそう。

「膝にのせても『ぐにゃ~っ』と寝ていたので、『肝が据わっていてなかなかよろしい』と思ったのも決め手です」

 そんなミュージーちゃんのお名前の由来は、アメリカで出逢ったねこちゃんです。

「仕事でアメリカに暮らしていた時、お隣さんの飼っているノルウェージャンフォレストキャットが毎日遊びにきてくれたんです。その子の名前が『ミュージー』。ねこと暮らす楽しさを最初に教えてくれたこと、また今も存命で長寿なことにあやかりたい気持ちで名前をもらいました」

 こうして始まったおみゆさんとミュージーちゃんの生活。爪を立てたり怒る姿を見ることもなく、とても穏やかで賢く、甘えん坊な性格に成長しました。

 その一方でおみゆさんの出勤を阻止しようと、わざと靴に粗相をすることも。またいたずら盛りのため、ちょっとした不注意でベッドルームのドアを開けていたところ中に入り込まれ、羽毛布団をダメにされてしまったこともありました。

2時間かけて制作するも3分で突破 対策後は華麗なジャンプでクリア!

その後も諦める様子のなかったミュージーちゃん【写真提供:おみゆ(@omiyucp)さん】
その後も諦める様子のなかったミュージーちゃん【写真提供:おみゆ(@omiyucp)さん】

 ミュージーちゃんには、リビング横の6畳間を1部屋割り当てています。とはいえ、いつだっておみゆさんのそばに来たいミュージーちゃん。部屋のドアを閉められると、何とかそこから出たくてドアに飛びかかったり引っかいたり……。ついに鳴き続けるようになったため、根負けしたおみゆさんは「せめてこちらが見えるように」と、ワイヤーネットのドア設置を思いつきました。

 おみゆさんはワイヤーネットなどの材料をすべて100円ショップで購入。全部のアイテムを白で統一してインテリアにも気を付けるなど、完成後のこともしっかりイメージしながら2時間かけて作成しました。

 完成後は早速、木製ドアを開けてミュージーちゃんにお披露目。すると、その瞬間からミュージーちゃんは目の色を変え、新しいドアに向かっていったといいます。

「ドアを見た途端、鼻の頭がもげそうなくらいグイグイ押して『絶対に出る!!!』と奮闘していましたね。とはいえ、越えられない様子に見えたので、作成中に出たゴミを後片付けし始めたところ、何と設置から3分で突破されました……」

 何とミュージーちゃんは、ドアの脇に空いている驚くほど細い隙間を通り抜けてしまったのです。これにはおみゆさんもびっくり。一部始終をツイッターに投稿したところ、イリュージョンのように通り抜けるミュージーちゃんの姿が大きな話題を呼びました。

 投稿には6万件近い“いいね”が集まった他、「透過してるかと思いました」「すり抜けてるように見えるけど、ねこは液体……」「テレポートしたんか?」「ニャン体動物……」など、驚きの声がたくさん寄せられています。

 おみゆさんはこの脱走劇の直後、隙間を埋めて対策。するとミュージーちゃんが助走をつけてジャンプで飛び越えてしまったため、「このねこは出ると決めたら絶対に出るんだな」と悟り、諦めてワイヤーネットドアを撤去したそうです。

 インスタグラム(musiyworld)でも、ミュージーちゃんとのにぎやかな生活ぶりを見ることができます。まだまだやんちゃ盛りのミュージーちゃんにとっては、新しいドアはアトラクションの1つに思えたのかもしれませんね。

(Hint-Pot編集部)