海外ニュース

ヘンリー王子夫妻インタビューの賞ノミネートは「茶番」 有名王室作家2人が痛烈批判

著者:森 昌利

タグ: , , ,

ヘンリー王子とメーガン妃【写真:AP】
ヘンリー王子とメーガン妃【写真:AP】

 3月に英米などで放送され、大胆な暴露と王室批判、キャサリン妃への糾弾などで大きな話題を呼んだヘンリー王子とメーガン妃のインタビュー番組。ウイリアム王子との不仲報道など影響が未だに続く中、この番組が米テレビ界で最高権威を誇るエミー賞にノミネートされたというニュースは英国に驚きを与えた。そこで、著名な王室専門家の2人が揃って厳しい口調で感想を述べたことが話題になっている。

 ◇ ◇ ◇

番組が再度話題になれば「王室にまたダメージを与える」

 35年にわたり英王室に関する執筆を続けている王室作家のフィル・ダンピエ氏と、英大衆紙「ザ・サン」の元王室編集者で現在はヘンリー王子の自伝「Prince Harry:The Inside Story」などの著作でも有名なダンカン・ラーコム氏。両氏は英国で著名な王室専門家であり、メディアでもその発言が頻繁に取り上げられる。

 2人は今回、ヘンリー王子夫妻のインタビュー番組がエミー賞にノミネートされたことについて、それぞれ別のメディアにコメントした。

 英大衆紙「ザ・サン」が掲載した記事によると、ダンピエ氏は「サセックスズ(Sussexes=ヘンリー王子夫妻)は自分たちにとっての真実を語ったに過ぎず、それが本当の真実とは言えません。あのインタビューは多くの人に見られて、大きな話題となりましたが、ジャーナリズムではありません」と冷静に指摘。そして、ノミネートされたことを「茶番です」と言い切った。

 一方、ラーコム氏は王室報道で定評のある雑誌「OK!」に対し、「あのインタビューで家族と妻を叩かれたウイリアム(王子)はきっとむかつきを覚えているはずです」と発言。人種差別的発言をした王室メンバーがいたという暴露や結婚式直前の口論で「泣かされたのは私の方」とキャサリン妃を糾弾するメーガン妃の発言を含んだ番組がノミネートされたことに、唖然としている様子だ。

 その上で同氏は、今回のノミネートでインタビュー番組が再度話題になれば「王室にまたダメージを与えることになります」と主張し、大西洋を越えた米テレビ界の判断に異議を唱えた。

(イギリス・森昌利/Masatoshi Mori)