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「一口ちょうだい」と言いつつ半分以上パクリ…食い意地が張った彼氏にドン引き体験

公開日:  /  更新日:

著者:和栗 恵

嫌がる人も多い「一口ちょうだい」。思わぬトラブルに発展することも(写真はイメージ)【写真:写真AC】
嫌がる人も多い「一口ちょうだい」。思わぬトラブルに発展することも(写真はイメージ)【写真:写真AC】

 他人が食べているものをねだる「一口ちょうだい」問題。「お伺いを立てられるだけでも嫌」という人もいる一方、許可したところ一口とは言えない量を食べられてしまうケースもあるようです。こうした場合、一体どう対処するのが良いのでしょうか。以前交際していた男性の意地汚い行動に「辟易してしまった」という女性から話を伺いました。

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殺意すら湧いた!? 恐怖の「一口ちょうだい」男

 2年前まで交際していた元彼氏の口グセが「一口ちょうだい」だった……と語るのは、関西地方在住の恵梨佳さん(仮名・31歳)。友人彼氏の同僚で4歳年上の元彼とは、友人カップル主催のバーベキューで知り合いました。第一印象は誰に対しても気さくでフレンドリー。体格が良く仕事のできそうな好青年だったそうです。

 元彼や友人からの猛プッシュもあり、内向的な恵梨佳さんも自分とは真逆の性格に惹かれて交際を始めました。ところが、何度目かのデートで牧場へ行った際、違和感を覚えたといいます。

「大好きなソフトクリームを食べていたら、彼が『おいしそう!』と言うので一口あげることにしたんです。すると彼は『ありがとう!』と言うなり、バクッと。4段あったはずのソフトクリームが1段になっていました。思わず『これ、一口じゃなくない?』と言うと、彼は『一口は一口でしょ』って笑っていました」

 恵梨佳さんはその時、冗談のつもりだと思いました。しかし彼はそれを機に「一口ちょうだい」を度々言い出すようになったそう。割り勘にもかかわらず、その度に大口を開けてほとんど食べてしまいます。さらに、恵梨佳さんが「私も一口……」と彼の方に手を伸ばすと、素早く皿を抱え込み絶対に分けてくれませんでした。

 次第に別れが頭をよぎるようになりましたが、友人を介した出会いだったこともあり、なかなか切り出せずにいたそう。そんな時、決定的な事件が起きました。

「近場のショッピングモールでデート中、カフェで休憩することになりました。私はドリンクのみで、彼はかき氷を注文。彼は私にも食べ物を頼むようしきりに言ってきたのですが、『一口ちょうだい』を聞きたくなかったので無視したんです。するとかき氷がテーブルに運ばれた途端、何も言っていないのに『これは俺のかき氷だから絶対あげないからな!』って、手でわざわざかき氷を覆いながら食べ始めて……」

 そんな彼の姿を見た瞬間、恵梨佳さんの心は一気に氷点下に。恵梨佳さんは相手にするのもバカバカしくなり、自分の分のドリンク代を置くと「二度と連絡してこないで」と一言言い、すぐに席を立ちました。

「彼はかき氷が溶けてしまったらもったいないと思ったのか、追いかけてくる素振りもありませんでした。その後、連絡先をすべてブロックし、友人には事情を話しました。あれ以来『一口ちょうだい』がトラウマになってしまいました」

 食べ物への執着が強すぎる彼に、恋心もすっかりクールダウン。親しい間柄なら許容範囲とする人も少なくない「一口ちょうだい」ですが、食い意地が見えすぎると“不快な行動”に変わってしまいます。また、新型コロナウイルス感染症が流行している現在、感染リスクを考えるとこれまで以上に控えた方が良さそうです。

(和栗 恵)