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裕福な男性ばかりがターゲット…他人の人間関係を盗む“人脈泥棒” どこからがマナー違反?

著者:和栗 恵

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SNSなどをはじめ、人脈を広げやすくなった現代。トラブルにも注意(写真はイメージ)【写真:写真AC】
SNSなどをはじめ、人脈を広げやすくなった現代。トラブルにも注意(写真はイメージ)【写真:写真AC】

 SNSで簡単に友達申請ができ、人脈を手早く広げることができる現代社会。友人関係はそれぞれが築き上げてきた信頼の上に成り立っているものですが、簡単に申請できるのをいいことに、「人脈マナー違反」をする人がいるようです。気が付いたら人脈を勝手に利用され不快な思いをしたという人たちに話を伺いました。

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知人と勝手に連絡先を交換する同期 一言教えてとお願いしてもスルー

「彼女はいつだって裕福な男性をターゲットにし、私の人脈を奪っていくんです。何を考えているのやら……」

 関西地方にお住まいの咲来さん(仮名・39歳)は、会社の同期である加代さん(仮名)の行動に悩まされてきたといいます。初めのうちは「悪気はないだろう」と気にしなかったそうですが、咲来さんが築いてきた人脈を盗まれることが重なり「あ、これ、わざとやってるんだ」と確信したそうです。

「私は仕事の関係で人間関係が広く、昔からパーティーや飲み会に参加することが多い方です。管理部門の加代には仕事的に必要のないお付き合いだと思うのですが、参加したがるので以前はよく連れて行ってあげていました……。すると私が特にお世話になっている男性と、知らないうちに連絡先を交換していることが続いたんです」

 連絡先の交換を咲来さんが耳にするのは、決まって加代さん本人からではなかったそう。加代さんに誘われ2人きりで飲みに行ったことを後で男性側から知らされることが多かったといいます。

「男性から『咲来さんも来ると思ってたのに』と連絡がきて、びっくりすることが何度も続いたんです。飲みに行くのは個人の自由なので責める気はありません。でも昔からの友人関係や仕事に関わる付き合いの人ばかりなので、知らないうちに何かトラブルがあったらと不安です。せめて一言、連絡先を交換したり飲みに行ったりしたことを加代自身が教えてくれれば、こんなにモヤッとはしないかもしれません」

 ある時に咲来さんは、自分の知人と連絡先を交換する場合、せめて一言教えてほしいと加代さんに伝えました。ところが、「ただ飲みに行っただけだよ~。やっかまないでよ」と返され、それ以上何も言えなくなってしまったそう。

 そんなことが続いた後に気が付いたのは、加代さんは「おごってくれそうな男性」「お金を持っていそうな男性」ばかりを狙って声をかけているということ。以来、加代さんをそうした場に連れて行くことはなくなりました。

「私の同僚ということもあって、知人たちは加代におごってくれていたと思うのですが……。あえて私に隠すようなやりとりをするのは後ろめたさがあるのかもしれません。同期ですが今では社内で偶然顔を合わせる以外は疎遠になっています」