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チャールズ皇太子はエドワード王子を「エディンバラ公爵」にしない? その背景とは

著者:Hint-Pot編集部

チャールズ皇太子とエドワード王子【写真:Getty Images】
チャールズ皇太子とエドワード王子【写真:Getty Images】

 4月に逝去したフィリップ殿下の称号「エディンバラ公爵」。殿下とエリザベス女王の三男エドワード王子が継承するとされていた称号だが、次期国王のチャールズ皇太子が「乗り気ではない」という報道が流れた。かつて声明でも合意が公表された称号継承だったが、なぜ今になって状況が変化したのか? また、報道を打ち消す内容のコメントも報じられ、事態は複雑化しているようだ。

 ◇ ◇ ◇

英高級紙のスクープが発端 皇太子は「乗り気ではない」?

 6月に英高級紙「テレグラフ」が掲載したインタビューで、ヘンリー王子夫妻のインタビュー番組ついて「Oprah who?」(オプラって誰?)、「Yes, what interview?」(ええ、何のインタビュー?)と絶妙な返しを披露したことが話題になったエドワード王子夫妻。この際にエドワード王子は、ソフィー妃と婚約した2日後に父フィリップ殿下から殿下の称号(爵位)「エディンバラ公爵」を継承する意向を直接打診された状況も語っていた。

 この称号継承については王子夫妻の結婚式当日、バッキンガム宮殿が声明を発表している。殿下の死去後に保持している爵位が戻された後、時が来れば「エディンバラ公爵」をエドワード王子に与えることで、エリザベス女王とフィリップ殿下、チャールズ皇太子が合意したとする内容だった。

 4月に殿下が逝去した後、「エディンバラ公爵」は殿下の長男である皇太子が継承している。皇太子はさらに上位の「ロスシー公爵」でもあるため、殿下の逝去後に「エディンバラ公爵」を使っていない。いずれにせよ、エドワード王子が「エディンバラ公爵」になるかは、皇太子が国王に即位した後、改めて決定した場合になる。

 だが、英高級紙「タイムズ」の日曜版「サンデー・タイムズ」は現地時間11日、皇太子と親しい人物2人の話として、皇太子がエドワード王子の「エディンバラ公爵」継承に「乗り気ではない」とするスクープを報じた。うち1人は、現状ではチャールズ皇太子がエディンバラ公爵である事実を挙げ「称号が今後どうなるかは彼(チャールズ皇太子)次第です。エドワード(王子)に(その爵位は)行かないでしょう」と述べているという。

皇太子夫妻と王子夫妻は「親しくない」とする専門家も

 このスクープを受けて英大衆紙「デイリー・メール」は、同紙の王室記者リチャード・ケイ氏のコラムを掲載。継承するものが何もない末っ子のエドワード王子にフィリップ殿下が愛情を注いだのは人間の性であり、そのために「エディンバラ公爵」を継承させたかったのだとする側近の証言を明らかにした。

 皇太子の考えが変わった理由としては、かねてから報じられている皇太子の“王室スリム化”計画に加え、「兄弟間のライバル心がもちろんある」と指摘。かつてソフィー妃に盗聴騒動が発生した際、皇太子は王子夫妻の商業的な(民間の)活動を諦めるように告げており、「それ以来彼らの関係は親しいものでない」とした。

 また、王子夫妻が女王の近くで暮らし、女王と仲が良い安定した王室メンバーといったイメージで周知されていることも、皇太子夫妻にとっては面白くないことだろうと綴っている。このため、皇太子が「エディンバラ公爵」をウイリアム王子の次男ルイ王子に与えることを望んでいる可能性も挙げた。

 さらに同紙は同じ王室記者ダン・ウートン氏のコラムも掲載。こちらでは、皇太子と王子夫妻が20年前に2度も大ゲンカをしたことを挙げた。1度目は王子の制作会社が大学時代のウイリアム王子を撮影していたことが明らかになった時で、エドワード王子は謝罪してテレビでのキャリアを捨てている。

 2度目はケイ氏のコラムにもあったソフィー妃の盗聴騒動だ。盗聴された発言の中で妃は、皇太子とカミラ夫人が結婚前だったため、離婚者同士の結婚が実現する可能性について言及。教会との兼ね合いなどから難しい部分があるなどと語っていた。

元宮殿報道官は「実質のない憶測が止まる時だ」と報道を否定

 これらの報道から数日後の現地時間15日、英大衆紙「ザ・サン」はかつてバッキンガム宮殿の報道官を努めたディッキー・アービター氏のコメントを紹介。同氏は「エドワード王子が次の治世で『エディンバラ公爵』になることは彼の父親(フィリップ殿下)と彼の母親(エリザベス女王)の願いであり、皇太子はそれらに反対しないだろう」と述べている。

 同氏は「実質のない憶測が止まる時だ」とも述べ、継承は声明通りに行われるとした。だが、時期は「今すぐ」ではなく、「2029年にエドワードが65歳を迎える時だろう」との考えを示した。

(Hint-Pot編集部)

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