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ヘンリー王子回顧録に識者ら一斉反発 「最後のとどめを刺す」「人生で最悪の間違い」

公開日:  /  更新日:

著者:森 昌利

チャールズ皇太子はカミラ夫人が悪く書かれる可能性にも憔悴?

 チャールズ皇太子との関係が「完全に崩壊する」と指摘したのは同紙のコラムニスト、ダン・ウートン氏だ。複数の王室内ソースに取材した同氏はまず、今回の回顧録出版が「ヘンリー王子が自分自身に最後のとどめを刺す」という発言を引き出し、王室内の憤まんを明らかにした。

 情報筋はさらに、チャールズ皇太子が「まったく知らされなかったことにショックを受けている」とも明かし、かつては仲良しで知られた次男王子との関係が悪化の一途をたどっていることに、皇太子が大きな失望を味わっているとした。実のところ皇太子は、ウイリアム王子よりもはるかにうまくヘンリー王子と付き合っていたという。

 また、ヘンリー王子がカミラ夫人を毛嫌いしていることは有名で、皇太子は回顧録で自分の妻が「非常に悪く書かれる」可能性にも憔悴しているという。王子の暴露で近年は落ち着いているカミラ夫人の世評がまた激しく凋落すれば、皇太子が望んでいると報じられている王妃の座にも支障が出ることは確実だろう。

 ダンカン・ラーコム氏も英雑誌「OK!」に対し、「ハリー(ヘンリー王子)がこれまでで最も壮観な方法で、王室の規律を破ったことが明らかになった」と指摘した上で、ヘンリー王子の“真実爆弾”がメインターゲットとする存在の1人が皇太子だと述べている。

回顧録出版はメーガン妃のアイデアないかという推測も

 2017年にヘンリー王子の公式伝記本「Harry:Conversations with the Prince(ハリー:王子との会話)」を上梓した王室作家のアンジェラ・レヴィン氏も、もちろん黙ってはいない。

 英ラジオ局「TalkRADIO」の番組に出演した同氏は、「本を書いて自分の考えを主張するというのは彼女(メーガン妃)の得意とすること」と語り、回顧録出版がメーガン妃のアイデアではないかと推測した。

 王室専門誌「マジェスティ」の編集長イングリッド・シュワード氏も、英大衆紙「ザ・サン」に寄稿。ヘンリー王子の母ダイアナ元妃もインタビュー出演や自叙伝出版で元夫の皇太子を公に批判したが「のちに後悔した」として、回顧録出版は「ハリー(ヘンリー王子の愛称)の人生で最悪の間違いかもしれません」と指摘。同じ過ちを犯さないことが賢明だと促している。

「どうやらまだ1人の男にはなり切っていないようだ」

 最後に英大衆紙「デイリー・エクスプレス」が掲載した記事を紹介しよう。豪州のテレビリポーターであるピーター・フォード氏のコメントが「もっともだ」と話題になっているという。

 同氏は「ハリーの『この本は王子として生まれた自分ではなく、1人の男として書いている』というメッセージが気に入った」と前置きしつつ、「しかしこのメッセージに『プリンス・ハリー、サセックス公爵』と署名している」と指摘。

「どうやらまだ1人の男にはなり切っていないようだ」と強烈な一言で発言を締めて、回顧録出版発表にも現れたダブルスタンダードに苦笑していた。

(イギリス・森昌利/Masatoshi Mori)