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ヘンリー王子の5大スキャンダル 回顧録で「触れない」と思われるその詳細とは?

著者:森 昌利

ヘンリー王子【写真:AP】
ヘンリー王子【写真:AP】

「この本は王子として生まれた私ではなく、1人の男として書いている」というフレーズとともに発表されたヘンリー王子の回顧録出版。全世界に大きな衝撃を与えると、英メディアは「人生で最悪の間違い」といった王室専門家たちの猛反発などを報じた。そこで英大衆紙が、回顧録で間違いなく触れないと思われる「5つのスキャンダル」を振り返り、話題になっている。

 ◇ ◇ ◇

全裸で乱痴気騒ぎ、人種差別的侮辱…王子の5大スキャンダル

 ヘンリー王子の回顧録発表後、王室側の反応を伝える情報筋の話や王室専門家らの見解、国民に対する意識調査など、さまざまな記事が発表されている英国。英大衆紙「ザ・サン」は「回顧録で明らかにすべき9項目」として、これまでの発言で露見した矛盾点をあぶり出し、さらには回想録で間違いなく触れないであろう「5つのスキャンダル」を振り返った。その詳細を見てみよう。

1. ラスベガス
 これは2012年のスキャンダル。全裸で乱痴気騒ぎに興じる王子の写真が大衆紙の1面を飾り、大きな話題になった。当時の王子は「真っ裸でラスベガス・ストリップ(同地を貫く大通りで最もメインの部分)を歩いたわけじゃない」としたが、ロイヤルにあるまじき行為だったことは間違いない。またこの際に3万ポンド(約462万円)と言われるホテルへの支払いも“踏み倒した”と、王室専門家のケイティ・ニコール氏が証言しているそうだ。

2. ドラッグ
 2001年の夏、当時17歳の王子が父チャールズ皇太子の不在中に主催したパーティーでの出来事。未成年飲酒に加え、大麻吸引がスキャンダルになった。王子は5月から配信されているApple TV+のドキュメンタリーシリーズで、アルコールやドラッグを使用して母親ダイアナ元妃の悲劇の記憶から「逃れようとした」と語っている。

3. ナチス・ドイツの腕章
 未成年飲酒と大麻吸引のパーティーから4年後の2005年、第二次世界大戦中のナチス・ドイツが使った鉤十字モチーフの腕章をつけて変装パーティーに参加した。左腕に腕章をつけ、右手にグラス、左手にタバコを持つ王子の写真は、「サン」紙の他に米国やドイツなどの新聞も一面で掲載。ナチス・ドイツは特に欧州で強い拒絶と嫌悪の対象でもあるため、「サン」紙は「ハリー(ヘンリー王子の愛称)はナチ」との痛烈な見出しを付けて、悪ふざけを越えた王子の行為を非難した。

4. 母校教師の裁判
 腕章スキャンダルと同じ2005年、王子の母校であるイートン校の女性教師が不当解雇の訴訟を起こし、4万5000ポンド(約693万円)の賠償金を勝ち取った裁判があった。この解雇は王子の課題だったエッセイの大部分を代筆したことが原因とされている。裁判で王子の不正は証明されなかったが「助けを受けた」ことは認めた。

5. 同僚士官候補生を侮辱
 3月放送のインタビューでメーガン妃が示唆した“王室内の人種差別意識”。王子は“王室引退”という形で反応したが、2009年には士官学校の同級生だったアハメド・ラザ・カーン氏を人種差別的に侮辱する動画が流出し、公に謝罪した過去がある。この時には英国防省も「人種差別は一切容認しない」と声明を発表した。

「回顧録で明らかにすべき9項目」に加え、過去のスキャンダルで王子の痛いところを突いた「サン」紙。36歳という若さでの回顧録出版は“早すぎる”のだろうか。それはともかく、回顧録出版に関しては今後もさまざまな記事が英メディア上にあふれるのは確実だ。

(イギリス・森昌利/Masatoshi Mori)

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