育児・家族

進級危機の息子と夏休みに挽回したい母 時間割作りで成功した親子 家庭学習体験記

著者:和栗 恵

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親は夏休みにも子どもにしっかりと勉強をしてもらいたい?(写真はイメージ)【写真:写真AC】
親は夏休みにも子どもにしっかりと勉強をしてもらいたい?(写真はイメージ)【写真:写真AC】

 いよいよ夏休みがスタート。今年もコロナ禍で思うように旅行や外出ができず、「子どもたちがだらけてしまうのではないか……」とお困りの方も多いのではないでしょうか。休校やオンライン授業の増加により、内容が理解できないまま授業が進んでしまっている可能性もあるため、夏休みのうちに追いついておきたいところですよね。とはいえ、勉強はただやればいいものではなく、子ども一人ひとりに合ったやり方が大切。昨年の夏休みの過ごし方を2家族に振り返っていただきました。

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うるさく言いすぎて子どもが勉強嫌いに

「昨年夏、口うるさく言いすぎてしまったため、子どもが勉強嫌いになってしまいました……」

 そう反省するのは東京都在住の美都子さん(仮名・38歳)。私立小学校に通っている息子は元々朝に弱く、昨春に学校がオンライン授業となってからは寝坊癖がひどくなってしまったそう。

 また、いつの間にか学校で配られたタブレットで動画ばかり見るようになり、勉強がおろそかに。美都子さんは何度も息子と話し合い、好きにインターネットを利用できないよう制限をかけたそうです。

「息子が自室にこもり、机に向かうようになったのでこれで一安心、と思っていたのですが……オフラインで遊べるゲームに没頭しているところを夫が発見。ずっとゲームで遊んでいたようです」

 夫がその場でタブレットを取り上げると、息子はひきつけを起こしそうになるほど大号泣。また、タブレットは授業で使用するため取り上げたままにできません。「勉強以外の利用は1日に1時間だけ」と決めて、美都子さんが見守っている状況でのみ使うことを許可しました。

 そのせいで無意識のうちに「勉強しなさい」と諭すことが以前より増えてしまった美都子さん。すると息子は、とうとう聞く耳を持たない状態になってしまいました。

「息子は昨夏から絶賛反抗期です。通常授業にはとっくに戻っているのに、嫌いな科目は宿題すら放置したまま。週3日通わせている塾からも授業中に寝てばかりいて、他の生徒に迷惑だと注意されました」

 このままでは塾を辞め、中等部に進級できない可能性も出てきましたが、焦っているのは親ばかり。「この夏休みを使って挽回したい」と美都子さんは気合いを入れていますが、最近は夫も「中学は公立に行かせればいい」と諦めモード。さらには「グチグチ言いすぎだ」と美都子さんを責める始末なのだとか。